生き抜け!遭難の五日間 の商品レビュー
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児童書としては重みのある、いろいろと考えさせられる話でした。 主人公の瞬は、少しでも無理かも、と思うとすぐにあきらめてしまう困った癖があります。 父親は山好きで、近所にも山好きな大学生の岳ちゃんがいて、岳ちゃんから登山の話をいろいろと聞き、山に興味を持った瞬は、家族と一緒に登山を楽しみます。 学校で登山の話で盛り上がり、やっぱり山好きな仲間と夏休みに皆で登山しよう!となり、お父さんと岳ちゃんにも入ってもらい、トレッキングに出掛けるのですが、そこで瞬が大人の言いつけを守らず自分勝手な行動をしたがゆえに、仲間も巻き込んで遭難してしまいます。 最初は誰の責任なのか、と言い合いになりますが、そのうちにそんなことも言ってられなくなるくらい、過酷な環境に身を置くことになり、とにかく生き延びることに必死になります。 あとがきにもありますが、何事も無理をせず、軌道修正も必要、それは逃げではない。登山に限らず、あきらめずにとにかく生きる、という言葉はこの物語を読んだ後、重みをもって胸にストンと落ちました。
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主人公の瞬はなんでもすぐに諦める男の子。 例えば、家族でお出かけの時渋滞に巻き込まれただけで「諦めて家に帰ろう」とか言い出したりする。 そんな男の子が生きることを諦めなかったというお話。 それだけ聞くといいお話に聞こえるが、実際はそうでもなかった。 主人公の瞬を始め、登山を舐めてるキャラクターがちらほら出てくるし、瞬も登山におけるタブーを破りすぎだ。(パーティから離れ単独行動を選択するなど) 女子大生のキャラクターが自撮りに夢中になって遭難するとか読んでて呆れた。 山舐めるなよ。 作者の山口さんは「諦めないことの大切さ」をテーマにしたとあとがきで言っていますが、どちらかというと「人の言うことを聞きましょう」というのが本当のテーマでしょ。
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水や食料がなくなったりするけど、何度も立ち上がるところがすごい。 遭難してどうなるのか気になってどんどんよみたくなった。
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自然を甘くみてはいけない 遭難して五日間 水も食料も底をついた 諦めず生き抜くことの大切さ 命の尊さを教えてくれる良書です✨ 娘の本を勝手に拝借w どうなるのかとヒヤヒヤしました
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