てきとう和尚が説く この世の歩き方 の商品レビュー
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てきとう和尚が説く この世の歩き方 浦上哲也 ∞----------------------∞ 『てきとう』とは無理をせず、偏らず、今の自分にちょうどよい生き方、在り方。 良いなぁと思った言葉たち----- ○自分を甘やかすのは難しいからこそ、取り組んでみる意味がある。 ○「こうあるべき」をやめてみると、心の在り方が変わる ○「どうしようもない自分」を否定せず、受け入れる ○人にはそれぞれ「当に適した」生き方がある ○求めすぎないほうが、お互いに優しく生きられる ○「人からどう見られるか」いりも「自分ができること」を ○他人に対する態度で、人間としての器の大きさがわかる ○身近な存在だからこそ、感謝や愛情をきちんと言葉で伝えたい ○人を傷つける言葉は、自分自身すら傷つけてしまう ○練習を重ねて慣れる、ゆっくり話す、を心がければ不安はなくなる ○人はいつ死ぬかわからない。だから恩返しはできる時にする ○見た目より見せ方、それは相手を尊重する気持ちから ○「察する」とは曖昧で不確かなもの、だから言葉や行動で伝える ○できない理由を探すよりも、とりあえずやってみる ○緩めすぎず、張りつめすぎない、ほどよさを目指す ○迷い、悩みつつも、歩みを止めずにいると、道は開けていく ○人を好きになる才能ほど、人生を助けるものはない ○明日を生き抜いていくための、「しなやかさ」と「強さ」を持ちたい ○三日坊主でもいいから、新しいことを始めてみる ○ルールよりも大切なのは、目の前の人の気持ちに寄り添うこと ○「いただきます」という何気ない所作にも心は宿る ○回り道もまたよし、最短ルートでは見えない景色が見られるから ○わだかまりを手放してしまえば、嫌な記憶も消える ○笑ってみるだけで、心も体も少し上向く ○生きにくさを感じる時こそ、適当に生きてみる 2024/11/24 読了(図書館)
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こころ優しき著者と、幸運にも面識があります。 グリーフケアを中心に活動されており、メディアに登場することも少なくない、いわゆる”葬式坊主”とは一線を画した浦上住職の、初の著書。 表紙デザインから伝わる通り、肩ひじ張らずに読める内容。特に著者の実体験に基づくエピソードには、おか...
こころ優しき著者と、幸運にも面識があります。 グリーフケアを中心に活動されており、メディアに登場することも少なくない、いわゆる”葬式坊主”とは一線を画した浦上住職の、初の著書。 表紙デザインから伝わる通り、肩ひじ張らずに読める内容。特に著者の実体験に基づくエピソードには、おかしみ多く伝わり、笑いながら本を閉じることが出来た。 軽い内容なのかと言えば、さにあらず。「推し仏」などという人を食ったようなタイトルでありながら、その実「終末期医療施設」にまつるべき仏さまについて(阿弥陀如来が亡くなった人を成仏させてくれる)頭を悩ませる施設長の話であったり、こころにずしりと残る。 ところどころ顔を出す仏教系の説話も、説教臭いところがまるでなく、全体を通して学びが多い。
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