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私たちが図書館について知っている二、三の事柄 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/10/06

●一分野読書マスター「図書館」1冊目。 ●図書館業界における前川恒雄の影響が大きく、それが図書館業界の出版流通などの無理解につながっているのかなと思った。

Posted byブクログ

2023/03/18

リブロを立ち上げた中村文孝氏と評論家・小田光雄氏による現代日本図書館史、といった感じ。戦後、GHQの指導の下市民に開かれた図書館を目指し始めた日本の公共図書館。公営貸本屋と陰口をたたかれつつも、飛躍的な進化を遂げた。その一方で、官製ワーキングプアほ温床ともいわれ、指定管理者制度へ...

リブロを立ち上げた中村文孝氏と評論家・小田光雄氏による現代日本図書館史、といった感じ。戦後、GHQの指導の下市民に開かれた図書館を目指し始めた日本の公共図書館。公営貸本屋と陰口をたたかれつつも、飛躍的な進化を遂げた。その一方で、官製ワーキングプアほ温床ともいわれ、指定管理者制度へと突入していく。そして、何よりも紙の本の衰退、出版業界の激変。辛口の文章ではあるが、これからの日本の図書館や出版文化について憂いをもって語られている。

Posted byブクログ

2023/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「図書館の学校 2022年冬号」で知り、図書館で借りた。 出版、取次、書店、の側からの視点。 勉強になった。 カルト的というのはわかるかも。 暗澹たる気持ちにならぬよう客観視する必要がある。

Posted byブクログ

2023/02/16

日本の出版文化の中で図書館が果たしてきたこと、出版・流通という観点で図書館がなんであったのかを図書館・出版社・書店の戦後史を通して俯瞰し、論じている野だが、現在の図書館が抱えている問題、図書館周りで議論しているテーマとは何となくずれているように感じるのである。 確かに、図書館も出...

日本の出版文化の中で図書館が果たしてきたこと、出版・流通という観点で図書館がなんであったのかを図書館・出版社・書店の戦後史を通して俯瞰し、論じている野だが、現在の図書館が抱えている問題、図書館周りで議論しているテーマとは何となくずれているように感じるのである。 確かに、図書館も出版文化の中で出版、流通ということも考えながら資料収集を図っていく必要があると思うし、そのための勉強もしていく必要があるとは思うし、図書館流通センター(TRC)のシステムに乗っかった蔵書選定などこれから考え直していかなくてはいけないことは多々ありそうだが、今の図書館は本を収集して貸し出すという機能でないところて展開していっている様に思う。

Posted byブクログ

2023/02/12

第1部 1  1970年から202年にかけての図書館の推移    |     16 戦後図書館史年表 第2部 17 1970年代における社会のパラダイムチェンジ    |    31 TRCの現代図書館流通システム 第3部 32 図書館のロードサイドビジネス化    |   ...

第1部 1  1970年から202年にかけての図書館の推移    |     16 戦後図書館史年表 第2部 17 1970年代における社会のパラダイムチェンジ    |    31 TRCの現代図書館流通システム 第3部 32 図書館のロードサイドビジネス化    |    44 1970年以降の図書館をめぐる動向とその行方 戦後に理想を掲げて立ち上がった図書館が消費社会の中で”無料貸本屋化”していった現実。できる人材を確保する雇用条件で無かったこと、出版業界において書店とは協力関係を構築できず競合してきたこと....が、図書館を運営する業者には効率良いものとしたが本来持つべき選書の力を削いでしまった。 

Posted byブクログ