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マルクス・アウレリウス「自省録」を読む の商品レビュー

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2024/04/11

岸見一郎さんが読み解く自省録解説書、という体裁ですがマルクス・アウレリウスの引用だけではありません。 ギリシャ哲学から日本の哲学まで幅広く私見が述べられていて、「いつもの岸見節」が味わえる一冊です。 岸見一郎さんが気になったフレーズを抜き出し解説してくれるため、講談社学術文庫...

岸見一郎さんが読み解く自省録解説書、という体裁ですがマルクス・アウレリウスの引用だけではありません。 ギリシャ哲学から日本の哲学まで幅広く私見が述べられていて、「いつもの岸見節」が味わえる一冊です。 岸見一郎さんが気になったフレーズを抜き出し解説してくれるため、講談社学術文庫などで、初めて触れる前に読んでおくと時代背景などもわかりやすくなります。 座右の書の副読本として購入しようか迷っております。

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2024/02/06

「嫌われる勇気」の著書が「自省録」について書いた一冊。 どちらかというとエッセイ風に解説しており、体系的なものではない。

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2022/10/31

・アウレリウスが少年時代からもっとも惹きつけられ、深く傾倒していたのは古代ギリシアのストア哲学です。始祖はキプロス島キティオン出身のゼノンで、ストアの名は彼がアテナイの列柱廊(ストア)で講義していたことに因んだものです。英語の「ストイック」はこれを語源としています。

Posted byブクログ

2022/10/30

マルクス・アウレリウス 何事も自分との向き合いだと教えられた 著者の岸見一郎さんは嫌われる勇気でも有名だが 散りばめられる自身の経験や考えが落ち着きを与えてくれる。 また一つ側に置いておきたい本が増えた。

Posted byブクログ

2022/10/30

p118 起こる人はそうすることで、自分の主張が相手に受け入れられると考えています。それはたしかにそのとおりで、相手は恐れをなして、いかっている人のいっていることを受け入れてしまいます。怒る人に屈してしまうと、その人はまた次の機会にも同じことをします。だから、怒っている人がいれば...

p118 起こる人はそうすることで、自分の主張が相手に受け入れられると考えています。それはたしかにそのとおりで、相手は恐れをなして、いかっている人のいっていることを受け入れてしまいます。怒る人に屈してしまうと、その人はまた次の機会にも同じことをします。だから、怒っている人がいればその人の怒りに注目するのではなく、ただ怒っているけれどもこの人は何を伝えようとしているかということだけにだけ注目するようにしなければならないのです p168 大切なことは、善か悪かという判断は本人にしかできないということです p175 九鬼周造 偶然な事柄であってそれが人間の生存にとって非常に大きい意味をもっている場合に運命といいうのであります。

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