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詩集 柔らかい檻 の商品レビュー

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2022/09/07

前作から、9年がたつ。シックな美しさを感じる詩集である。自分の気持ちなり、感じ方をともすれば、犠牲にしないとやっていけない今日この頃だが、そこはのびやかにともすると微笑みたくなるユーモアを感じさせる。親族との別れや、コロナ禍、またあるいは、ロシアのウクライナ侵攻などを背景に今を感...

前作から、9年がたつ。シックな美しさを感じる詩集である。自分の気持ちなり、感じ方をともすれば、犠牲にしないとやっていけない今日この頃だが、そこはのびやかにともすると微笑みたくなるユーモアを感じさせる。親族との別れや、コロナ禍、またあるいは、ロシアのウクライナ侵攻などを背景に今を感じる詩集となっている。(第14回詩歌句随筆評論協会奨励賞受賞作品掲載) (北畑光男さん帯紹介文)親族との永訣。そこへ新型コロナウイルス感染症、ロシアによるウクライナへの侵略は、作品において誰もが同じ状況になることを確信させた。詩集「柔らかい檻」は感性と詩的構成力が悲しみの深さ、平和の尊さなどを際立たせている。…以下略。 帯紹介作品 弥生のまだ冷たい風に 真紅の花びらを震わせる なれど凛と顔は 天を仰いで 大輪となるまでに 幾重の苦難を乗り越えた強さは なぶる風を物ともせず 蒼の虚空に微笑む (以下略) 星評価は、感触としては、4くらい。ただ、詩作品といった場合に、幅が広くあまりにそこから連想するものが人により違うので、しばらく理由がない限り星3つにしようと思う。そのかわり、なるべく多く情報を詰め込もうと企んでいる。

Posted byブクログ