IoTと日本のアーキテクチャー戦略 の商品レビュー
アーキテクチャとは、システムを考えるためのフレームワーク。 システムは、全体として何を実現したいのか。 システムをどのようなサブシステムに分けるのか(モジュール化)、または分けないのか(非モジュール化)。 サブシステム間のインターフェースをどう定義するのか(それぞれのインプット...
アーキテクチャとは、システムを考えるためのフレームワーク。 システムは、全体として何を実現したいのか。 システムをどのようなサブシステムに分けるのか(モジュール化)、または分けないのか(非モジュール化)。 サブシステム間のインターフェースをどう定義するのか(それぞれのインプット、アウトプット)。 このフレームは、モノの設計だけではなく、 ビジネスを構想するうえでも使うことができる。 鉄道を例にとれば、 インフラ、車両、運行管理というサブシステム(レイヤー)が存在する。 全体の目的を達成するために、それぞれがどのように連携すべきか。インターフェースとして何を渡すのか。 このフレームワークをもって、IoTの世界も眺めてみよう、いう趣旨の本。 製造業について語るには、理系バックグラウンドの人が良い。 唯一抜けている視点として、 システム全体の目的設定と、 その結果として企業価値が向上したか、だろうか。
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アーキテクチャやモジュール化の基本的な考え方について、トヨタやダイキン、ファナック等の例を基に説明されており、分かりやすい。モジュールをどのように設定するかがキモと述べられているが、着目すべき観点や視点についても述べられているとよかった。ただ、ケースバイケースとなるところもあるの...
アーキテクチャやモジュール化の基本的な考え方について、トヨタやダイキン、ファナック等の例を基に説明されており、分かりやすい。モジュールをどのように設定するかがキモと述べられているが、着目すべき観点や視点についても述べられているとよかった。ただ、ケースバイケースとなるところもあるので一概の説明や、企業秘密もあるなかでの説明は難しいと思われるが、著者の想定でもよいので、参考となる内容があるとよかった。
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結果論としてはよくわかるが、モジュール化のアーキテクチャーは創業期の偶然を含むもの。 ・アーキテクチャー:全体構造の中で分割の仕方とインターフェースに着眼する概念
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