いままで起きたこと、これから起きること。 の商品レビュー

高城剛(著者)

2024/06/08

様々な事象にはサイクルがあり、過去を知ることで未来をある程度予測できることがわかった。
学生時代は歴史の重要性がわかっていなかったが、今になって歴史を知ることの重要性が理解できる。

2024/01/28

世界史が好きなので、図書館で見かけてふと手に取ったが、社会的、経済的、自然環境的な様々な「周期」をもとに世界情勢の予測を試みており、なかなか新鮮だった（「陰陽五行説」など意外なところにも触れていて興味深い）。大きな周期の中で、近い将来に本当に混沌が訪れるのか、その時どのように「波」に乗っていけば良いのか、少々不気味な実感を伴いつつ、考えさせられる内容だった。

2024/03/02

最初から最後まで、サイクル(周期)について、様々な視点から著名な学者の説を紹介？引用？しているだけの印象。
サイクル(周期)についてはたしかに共通するそのようなモノがあるのだろうと思いました。
ただ引用色が強すぎて読み終わったあと自分で反芻しなければただの紹介をみただけな感じですね。
唯一「おわりに」だけは作者が書いたものでしょう笑

2023/06/06

スタンフォード大の歴史家ウォルター・シャイデルの言葉「平等は戦争、革命、破綻、疫病によってのみもたらされてきた」という言葉が印象に残っている。
格差が広がり続けているこの現代でどうすれば格差が縮むのか。人は自分と近い人に嫉妬する生き物だということを知ってから完全なる平等というものは存在しないし、むしろ目指すべきではないのだと思うようになった。とは言え、格差が大きい状態で良いとは思えない。その格差を是正するものが上に挙げた4つだったのだそう。
どこか納得いかない気持ちも湧いてくるが、これ以外で格差が縮まるのか？と問われると、自分の中には答えがないのも事実だ。

2022/09/24

p150 米国は内部から崩壊する可能性が極めて高いと考える

p169 コロナ禍が一段落した際に出生率が高まる可能性は指摘されている

p170 2021/12/21 ワシントン・ポスト、ボストン・グローブ、MSNが報じた記事によれば、CIAの戦略アナリストであるバーバラ・ウォルター博士が、米国の政治的不安定により紛争の瀬戸際にある可能性が高まり、米国はどこよりも内戦に近づいているとのレポートを報じている

p172 議事堂乱入の半数以上がホワイトカラーの「善良な米国人」

p174 反乱分子は陰謀論者ではなく、通常のマスメディアをみている人々

p177 グレートリプレースメント　フランスにおけるイスラム教徒がフランスの文化や文明を破壊するとされる　アメリカではラティーノ

p178 人類の４つの平等化装置　戦争、革命、破綻、疫病

p183 米ドルが持つ基軸通貨の座が揺らぐ最大の理由は、収拾がつかなくなった金融緩和

p184 ドルが基軸通貨であり続けているのは、米国が強大な軍事を誇る世界の警察としての機能を保有していることと、この武力に裏付けられた石油利権が裏書きのように支えている

1974 サウジアラビアがドル建決済で原油を安定的に供給することと引き換えに、米国が安全保障を提供する協定（ワシントンリアド密約）がかわされた

SDR 特別引出権　　創設当初は金　現在は主要５通貨によるバスケット　ドル、ユーロ、円、人民元、ポンド

p191 スイスの小さな村ツーク　ブロックチェーン技術を用いた関連企業が８００社以上集積

p195 暗号通貨　法定通貨と換金しなければ違法性はない

p195 アメリカが大きく２つに分かれるなら、どこかでドルが２つに分かれるかもしれない。今後もし、米国のどこかで地域通貨が始まったら、機運の狼煙だと思ったほうがいいだろう。
こうして、基軸通貨は内部崩壊する。かつてのローマ帝国もそうだった

2022/08/18

因果推論についての解説書の次に、こちら流し読みしたせいもあってか、そういう見方もあるんでしょうね、、と軽く受け止めるが良いような内容だと感じました。新書ですし。
私は「いろいろな暦があるよ」の第1章を、最も楽しみました。