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人生はそれでも続く の商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2022/12/03

世の中で話題になった出来事や事件などに関わった人のその後の人生を追ったもの。 大変興味深く面白かった。 たとえ「めでたしめでたし」で終わった物語でも登場人物が生きている限り人生はまだ続くのだから。

Posted byブクログ

2022/11/30

<目次> 略 <内容> 読売新聞の社会部連載(現在も連載中)の「あれから」取材班の記事をまとめたもの。いろいろな事件の関係者の「あれから」を追いかけたもの。家族が皆殺しになったお父さんとか、プロレスラー三沢光晴を葬ったレスラーとか、佐村河内氏のゴーストライター、元巨人の松井選手...

<目次> 略 <内容> 読売新聞の社会部連載(現在も連載中)の「あれから」取材班の記事をまとめたもの。いろいろな事件の関係者の「あれから」を追いかけたもの。家族が皆殺しになったお父さんとか、プロレスラー三沢光晴を葬ったレスラーとか、佐村河内氏のゴーストライター、元巨人の松井選手を甲子園で5敬遠したピッチャーなど、有名どころから覚えていない事件の関係者まで、真摯に徹底的に取材されている。いろいろと考えさせられるし、当事者の立場を意識してしまう本だった。

Posted byブクログ

2022/10/24

大きなニュースとなった話題の人のその後を取材した読売新聞の連載記事を書籍化したもの。 総じてええ話やなぁ・・・が多かった印象だが、そうでないものは掲載に至らなかったんだろうなと思った。 読売新聞は、購読新聞なんだが、この連載をじっくり読んだことはなかったので、次からは目を通し...

大きなニュースとなった話題の人のその後を取材した読売新聞の連載記事を書籍化したもの。 総じてええ話やなぁ・・・が多かった印象だが、そうでないものは掲載に至らなかったんだろうなと思った。 読売新聞は、購読新聞なんだが、この連載をじっくり読んだことはなかったので、次からは目を通してみようか、とも思った。

Posted byブクログ

2022/10/10

 幼少期の友人、道端で理不尽にもキレ散らかしてきたジジイや兄ちゃん、塾講師時代に数回だけ授業した生徒達、全員名前なんて忘れてるか、知らないか。そんな僅かながら人生が交わった人々は、今どんな日々を歩んでいるのだろう。今後2度と関わる事のない彼ら彼女らに思いを馳せてます、勝手に。 ...

 幼少期の友人、道端で理不尽にもキレ散らかしてきたジジイや兄ちゃん、塾講師時代に数回だけ授業した生徒達、全員名前なんて忘れてるか、知らないか。そんな僅かながら人生が交わった人々は、今どんな日々を歩んでいるのだろう。今後2度と関わる事のない彼ら彼女らに思いを馳せてます、勝手に。 この本のテーマとは多少ずれるけども。

Posted byブクログ

2022/10/10

メディアにより、いい意味でも悪い意味でも時の人となった方々の現在を追うドキュメンタリー。 松井秀喜に対して敬遠を続けた投手や対戦相手を殺めてしまったプロレスラーなど、対象者は様々だが、当時の心境や現在地を語ってくれている。 正直、知らなかったニュースもあったが、こうして時を経...

メディアにより、いい意味でも悪い意味でも時の人となった方々の現在を追うドキュメンタリー。 松井秀喜に対して敬遠を続けた投手や対戦相手を殺めてしまったプロレスラーなど、対象者は様々だが、当時の心境や現在地を語ってくれている。 正直、知らなかったニュースもあったが、こうして時を経た取材は、一つの歴史として学ぶべき対象であるため、ぜひ単発的なニュースばかりではなく、こうした取材結果もどんどんまとめて欲しい。

Posted byブクログ

2022/10/08

一世を風靡した人々、きっとそれぞれの世界で活躍しているのであろう。しかし、そうではない現実を詳らかにしてくれる。興味深い内容ではあったが、意外な流れになることはなく、書籍にする必要はあったのかという疑問が先にたった。

Posted byブクログ

2022/10/07

あらゆる出来事には、その後がある。安易な表現になってしまうが、出来事がその人の人生をよくも悪くも変えてしまう。そんなことをあらためて思った。

Posted byブクログ

2022/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022/09/17リクエスト 8 星の数があるなら、10個以上。 2、日本初の飛び入学で大学生になった17歳 飛び入学ができる程素晴らしい頭脳を持った彼。 そのまま研究を続け、大学院にまで進む。その後、研究機関に職を得たものの、生活に困窮するほど低賃金だった。 「世の中にはプロを目指してもなれない人はいる」 トレーラー運転手として現在は、家族での生活が成り立っている。 日本では研究者は生活に困ることも多いと聞いたことはあったが、これほどとは。素晴らしい宝である頭脳を、こんな形で失ってもいいものなのか… 8、3年B組イチの不良、加藤優になった17歳 役者デビューして、頑張って30歳前まで続けたがバイトの塗装工事のスケールの大きさに惹かれ、建設会社で中途採用される。他の人と違い専門に学んでいないことがコンプレックスで死にものぐるいで勉強。次々に現場を任されるようになった45歳の頃、上司からの打診により営業に転身。 武田鉄矢に言われた 「カッコつけずに一生懸命やれば伝わるんだ」 この言葉を支えに今がある。 努力できるか、人のアドバイスを聞き入れることができるか、が明暗を分けた人生のように感じた。 今の写真の素晴らしい笑顔がそれを証明している。 9、松井を5敬遠、罵声を浴びた17歳 野球のルールがよくわからないため、細かいことは理解できないが、同じような実力の持ち主同士なのに、立場がこのパターンだったことで、一人は大リーグ、一人はプロに入ろうと四苦八苦するが… この人生を受け入れることのできる、受け入れるふたりはどちらも素晴らしいと思う。 15、日本人初の宇宙飛行士になれなかった26歳 48歳の男性と26歳の女性が最後まで候補に残る。 その中で最後に選ばれなかった。その事実を26歳で受け止め、その後の人生でも悩みながらも、なんと子どもの宇宙教育の講師になる。 挑戦しなければわからない世界が広がっていたから、とはなんと素晴らしい言葉だろうか。 16、火の中を通れ、貿易センタービル勤務の44歳 銀行員で支店長になったばかりで、911にあってしまう。しかも勤務場所は貿易センタービル90階。ハイジャック機が突っ込んだのは93-99階、生死を分けたギリギリのところ。支店長の素早い判断、マニュアルを無視して全員の安全を確保する、そのため全員の命があった。 そのようなとっさの判断をミスしない、それは彼個人が自分なりに考え、違うと思えばルールから外れても貫く、その経験に裏付けされたものだと感じた。 18、三沢光晴さんに最後のバックドロップをはなったプロレスラー プロとしての試合中に、正当なやり方でミスなくかけた技で相手が亡くなってしまう。プロレスとは、それほど危険と背中合わせであると頭ではわかっていても、実際、技をかけた方としては、この状況はいたたまれないだろう… 彼の出した結論。 皆の気持ちを受け止める。でも実際には自分の容量を超えていて…筋肉と同様、破壊されたあとに休息を取ると以前より大きくなる。 そう自分に言い聞かせてきた。 天国で相手から、それて良かったんだよ、と認められるような胸を晴れるプロレスを続けたい。 男の中の漢だと本当に感動した。 21、熊谷6人殺害事件妻と娘を失った42歳 同時に妻、娘ふたりを殺害される。自分一人が残されてしまった。犯罪被害者の会に参加したとき、あなたには奥さんがいますよね、子どもが残っていますよね、と思ってしまう。家族全員を殺された自分とは違う。羨むような気持ちを拭いきれない。そう胸の内を語る姿に、この7年死なないように生きてきた。と語る言葉にこちらの胸もえぐられそうになる。 この本に出会えて、読むことができて、本当に良かった。感動などの言葉では軽すぎる、私の語彙では表せないような、まさに心が根底から揺さぶられ、ひっくり返るような感情になった。 誰にも辛いことはある。 そしてその後もある。 その当たり前に気付かされてくれた貴重な本。 新聞で現在も連載中とのこと。読んでみたい。 とてもおすすめの本です。 悩んでいる人に、手にとってほしい。 自分も、その一人ですが、それどころではない人がいることに、きっと気づくはず。 人生は続く…

Posted byブクログ

2022/09/14

特異な事情があったにせよ、今の現実を生きているという事実が何より響いた。何があっても生きていれば明日が来て、今をそれぞれの解釈で過ごしていく必要がある。これは皆同じ、皆いろいろな境遇でも今を生きている。その当たり前を感じた。 最後の3人が印象的でした。

Posted byブクログ