農協の闇 の商品レビュー
業界新聞の元記者が、農協の暗部を暴露。基本的に農協名は実名。その中には私の生活圏の農協もあり衝撃を受けた。農協は信用事業(金融)、共済事業(保険)、経済事業(販売)、営農事業が主な柱だが、経済事業は赤字らしい。そのため信用、共済事業で屋台骨を支えている構造だ。そこに過酷なノルマと...
業界新聞の元記者が、農協の暗部を暴露。基本的に農協名は実名。その中には私の生活圏の農協もあり衝撃を受けた。農協は信用事業(金融)、共済事業(保険)、経済事業(販売)、営農事業が主な柱だが、経済事業は赤字らしい。そのため信用、共済事業で屋台骨を支えている構造だ。そこに過酷なノルマと、その達成のための不正が入り込んでしまう。「裏切りの経営者たち」では、76億円という巨額損失をはじめ、金銭的な不正がうやむやに放置された。そこには組合員(農家)に背を向け、組織を維持するために不正に関わった者たちの姿があった。
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農協、上層組織である連合会の現状を一言で言えば「腐ったみかん」の状態だと改めて思った。(全ての農協がそうではないということが前提だが)
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損する保険をなんとか入らせて儲ける農協のお話。でも売れない人は自分で入ったりして自爆していくみたいな地獄を描いてる。 世知辛ー。
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仕事柄、農協と言うワードはよく聞くのですが、自分としてはあまりいいイメージがなかった。そこで本書を読んでみたのですが、自分の想像をはるかに越えるくらいに「怖い」「ひどい」話しが満載されていました。完全にお客様(組合員)をバカにしている。「農協さんの言うことなら」とおじいちゃんおば...
仕事柄、農協と言うワードはよく聞くのですが、自分としてはあまりいいイメージがなかった。そこで本書を読んでみたのですが、自分の想像をはるかに越えるくらいに「怖い」「ひどい」話しが満載されていました。完全にお客様(組合員)をバカにしている。「農協さんの言うことなら」とおじいちゃんおばあちゃんは信用する。その信頼を利用した「えぐい」商法だと思います。その上、従業員による不祥事のオンパレード。『不祥事の元凶は過大なノルマにある』というのをなぜ農協の経営者らは気づかないのでしょう? 普通の企業ならとっくに信頼失墜で淘汰されて下手もすれば潰れてしまうだろう。 自分のあまり良いイメージを思ってなかったてことはあながちハズレてはいなかったと思う。
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元日本農業新聞記者が内地(道外)のJAで行われる 共済事業の不正が多発する原因は自爆営業せざるを得 ないノルマ設定を糾弾する・・・著者の言わんとする 事は、本来の農業協同組合として組合員に役立て! 金は集まると汚くなるのよ、税金集めたがる政府や官 僚も全く同じで、出来心が起きないようにしなきゃ JAの監査も中央会は相変わらず 農業協同組合監査士を 養成し会計監査法人みのり(農業界が設立した)だか ら監査が甘い!、世は金庫の鍵保管を会計担当者から 切り離すことからスタートしているのにね(´・ω・`)
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あらためて、協同組合とはなにかを考えさせられた 農協だけでなく、大規模に展開しようとしている生協なども同じような側面を持つのではないか? 今回のいくつかの農協事例は、単協によって異なる部分も多くあるのだろうが、 一部が…だと全体がそのようにみられることも多い。 地域協同組合に...
あらためて、協同組合とはなにかを考えさせられた 農協だけでなく、大規模に展開しようとしている生協なども同じような側面を持つのではないか? 今回のいくつかの農協事例は、単協によって異なる部分も多くあるのだろうが、 一部が…だと全体がそのようにみられることも多い。 地域協同組合にという主張は、うなづけた
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高崎市立図書館で借りた。 元日本農業新聞の記者がJA不祥事についてまとめたけど、組織ぐるみの不正って、すぐに直すのは難しいだろうな。直したい気持ちは感じるけども
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元日本農業新聞記者でJAに鋭く切り込むジャーナリストである著者が、各地のJA(総合農協)において不正詐取や不正販売、自爆営業がはびこり、JAが真に農家のためのものになっていない実態を豊富な実例を交えて克明に記す。 身近にJA職員がいる(いた)ので、なんとなくそういう感じなのかなと...
元日本農業新聞記者でJAに鋭く切り込むジャーナリストである著者が、各地のJA(総合農協)において不正詐取や不正販売、自爆営業がはびこり、JAが真に農家のためのものになっていない実態を豊富な実例を交えて克明に記す。 身近にJA職員がいる(いた)ので、なんとなくそういう感じなのかなとは思っていたが、本書によりJAのかなり歪な実態を再認識した。現役JA職員からのたれこみと思われる動かぬ証拠も豊富に示されており、本書の内容は言い逃れできないものだと思われる。リスクもあるであろうに、これだけたれこみがあるというのは、それだけ職員にとってJAの実情が過酷なのであろう。身内のJA職員が心配になる。 本書でも指摘されているが、JAには、本来の協同組合としての在り方に立ち戻ってほしい。
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国民にとってはかなり身近な存在であろう、JAの「闇」。過酷なノルマを筆頭に、腐敗した組織構造など日本企業特有の問題が、JAでは余す所なく詰め込まれている…こんなところとは思わなかったな…
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タイトルどおり、農協というかJAの闇(くらやみと読ませるらしい)を描いている。ノルマの厳しさ、それによる自爆営業はあまりにひどい。この実態だとしたら、職員は到底生活が立ち行かないだろう。だからこそ横領などの不祥事が生じるのだろうけれども、全員が全員そういうわけでもなかろうとも思う...
タイトルどおり、農協というかJAの闇(くらやみと読ませるらしい)を描いている。ノルマの厳しさ、それによる自爆営業はあまりにひどい。この実態だとしたら、職員は到底生活が立ち行かないだろう。だからこそ横領などの不祥事が生じるのだろうけれども、全員が全員そういうわけでもなかろうとも思う。とすると、翻って、本書で書かれていることは、あくまで特殊ケースなのではないかという疑問もわく。ただ、自爆営業のみならず、組合員のほうを向かない経営数々、幹部の自己保身のための行動など、諸々の闇を面に晒した問題提供の書籍として価値がある。
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