古典神道と山蔭神道日本超古層【裏】の仕組み の商品レビュー
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著者の使命感が溢れる本書。山陰神道に関してはあまり深く触れられていなかった。 古神道からの神道の変遷が端的にまとめられていて勉強になった。有名な大本教や天理教などが「教派神道」と呼ばれ、仏教やキリスト教と共に、国家神道に従属する事実上の公認宗教であるとは知らなかった。 また、本居宣長ら国学者によって儒教や仏教などの影響を受ける前の日本民族固有の精神に立ち返ろうという考えから提唱された「復古神道」は、外来宗教の影響を受ける前から日本には「惟神の道」という世界の宗教の根源があったと捉えるため、排他主義的な傾向が強いとあった。日本らしさを求めて始まった国学の方向性が、逆に相対するものを和合させ新たなものを生み出す日本らしさを見失っているところが面白かった。
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YouTubeからたどり着いた。 あまりに知らない情報が多すぎて、考証、整理するのに時間がかかりそう。 日本の歴史に、新鮮な視座を与えてくれる。
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