地形と地理でわかる京都の謎 カラー版 の商品レビュー
内容は「地形と地理でわかるシリーズ」の京都ローカル版とでもいうべき内容。京都というと、平安貴族の雅なイメージや「はんなり」のイメージがあるが、実は長い歴史の中で、何度も繰り返し、さまざまな文化や建物が上塗りされてきたことがよくわかった。 第1章では平安京遷都以前の古代の京都の歴史...
内容は「地形と地理でわかるシリーズ」の京都ローカル版とでもいうべき内容。京都というと、平安貴族の雅なイメージや「はんなり」のイメージがあるが、実は長い歴史の中で、何度も繰り返し、さまざまな文化や建物が上塗りされてきたことがよくわかった。 第1章では平安京遷都以前の古代の京都の歴史について紹介されており、京都盆地が琵琶湖に匹敵する湖であったことや、秦氏による京都盆地の開拓の経緯が地形と地理から考察されています。 第5章の現代編では、京都人が「よそもん」に対してなぜ「いけず」なのか、要するに京都人はなぜプライドが高いのか、その理由について紹介されています。 また京都市内でも暗黙の格式があることなど、知らなかった事実が地形と地理から考察されておりました。 観光する際にこれまでと違った見方ができそう?
Posted by
表題のとおり、京都の地形と地理で京都の謎を分かりやすく説明したものであり、形式的に50個の謎について書いている。その謎一つの項目をとってみても、まずは見開きで地形を入れ、計4ページで終わる簡単ながらも納得できる説明がされている。 地形と歴史、戦乱など様々な要因があることは勿論...
表題のとおり、京都の地形と地理で京都の謎を分かりやすく説明したものであり、形式的に50個の謎について書いている。その謎一つの項目をとってみても、まずは見開きで地形を入れ、計4ページで終わる簡単ながらも納得できる説明がされている。 地形と歴史、戦乱など様々な要因があることは勿論ながら、個人的に思うには、あまり大阪ほど持ち上げられないが、秀吉による御土居、天正地割などは現代における影響も含め再評価されてもいいのではなかろうか。 また古代における遺跡や古墳群があまりにも多くの人が知らないため、こららをクローズアップすれば京都の奥深さや、他との同一性も見受けられ親しみが湧くと思う。
Posted by
2ページの見開きごとに、スッキリと地形と歴史を触れさせてくれる。 歴史の町としての京都、というよりは、新しいものをしっかり取り入れて、時代毎に流行の地区を変えてきた強かさを感じた。
Posted by
- 1