70歳すぎても歩ける体になる! の商品レビュー
この間、読んでいた小説で立て続けに、高齢の方が転んで立てなくなったというエピソードが出てきた。 ああ、そういうことはありうるな、と思っていたら、実家の母が、ひざの変形性関節炎で歩けなくなった。 介護保険の申請をして、デイケアの方やヘルパーさんに助けていただきながら、何とか生活がで...
この間、読んでいた小説で立て続けに、高齢の方が転んで立てなくなったというエピソードが出てきた。 ああ、そういうことはありうるな、と思っていたら、実家の母が、ひざの変形性関節炎で歩けなくなった。 介護保険の申請をして、デイケアの方やヘルパーさんに助けていただきながら、何とか生活ができるようになった。 が、そうこうしているうちに、今度は義母が転倒。 骨盤を二か所骨折して入院となった。 特に地方では、歩けない、車に乗れないだと、本当に生活ができなくなる。 そういう厳しい現実を目にして、本書を手に取る。 本書では、まず立ち方、座り方、歩き方の指南からはじまる。 そしてそれを支えるためのストレッチと筋トレ。 毎日やらなくてもいいが、長い期間続けることが大切とのこと。 筋トレやストレッチについては、例えば中野ジェームズ修一さんの著書にある内容とも重なる。 後半は骨粗しょう症と認知症予防の話になる。 男性はYAM値(20~44歳までの健康な女性の骨密度平均値)の80パーセント程度の人でも、骨折するという話は衝撃的だった。 骨密度の他に、骨の質(コラーゲンの老化具合)も大切だそうだ。 骨に刺激を与えることと栄養が必要だということだ。 歩けなくなっている親たちのことが心配になる。 入院している義母は、今リハビリを受けているからよいだろうが、実家の方はどうだろう…。 と同時に、自分たちも栄養面で心配だ。 できることはやっていかないとね。
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