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Xデイ到来 資産はこう守れ! の商品レビュー

2.6

11件のお客様レビュー

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2024/05/24

この本が書かれて2年ほど経つが、どんどんこの本のとおりの悪性インフレシナリオに近づいてきていて怖い。納得することばかりの内容。 日本円が本当にハイパーインフレになるかどうかは分からないが、何らかの荒療治が必要なのは間違い無さそうに思える。 ■不動産や株の値上がりはインフレと呼ば...

この本が書かれて2年ほど経つが、どんどんこの本のとおりの悪性インフレシナリオに近づいてきていて怖い。納得することばかりの内容。 日本円が本当にハイパーインフレになるかどうかは分からないが、何らかの荒療治が必要なのは間違い無さそうに思える。 ■不動産や株の値上がりはインフレと呼ばない。中央銀行のインフレ率計算に不動産や株の価格は含まれない。家賃はわざわざ帰属家賃という別枠になっている。消費者物価指数だけを見ていては判断を誤る。 ■今の米国はかつての日本のバブルとそっくり。インフレで自国通貨高。 ■現在のインフレと逆イールドは通貨の過剰発行で膨らみすぎたB/Sによるもの。逆イールドで景気悪化うんぬんの通常の理解とは分けて考えるべき。 ■中央銀行とは物価の安定を第一義とするもの。景気よりも物価安定を優先してきた歴史がある。FRBにはインフレ退治の余地がある。日本はもう手遅れ。 ■いまできる防衛策は、米ドル建MMF、暗号資産、流動性のある実物資産か。

Posted byブクログ

2023/05/07

・日銀は為替介入できない→した。 ・円安が進み,1ドル500円→全く違う。 ・日本は放漫財政した→全然。むしろドケチ。 ・… 予想が当たっている感じがない…。 財務官僚による矢野論文を,財務省の人間だからという理由で賛同する視点は,あまり論理的ではない。多分に確証バイアスが入...

・日銀は為替介入できない→した。 ・円安が進み,1ドル500円→全く違う。 ・日本は放漫財政した→全然。むしろドケチ。 ・… 予想が当たっている感じがない…。 財務官僚による矢野論文を,財務省の人間だからという理由で賛同する視点は,あまり論理的ではない。多分に確証バイアスが入り込んでいると思う。 内容はほぼ前著と同じ。ただ違っていたのは,前著では「自国通貨建てではデフォルトしない」という説に賛成していた(しかしハイパーインフレにつながる)が,本書では「そうとは限らない」という英国中央銀行のレポートを引き合いに出して否定的な記述になっている。ハイパーインフレ悲観論につながる資料を集めて論拠にしているように見える。

Posted byブクログ

2023/02/22

超円安、ハイパーインフレのリスクを延々と語っている本。この方の軸は全くぶれていない。ただ振り切りすぎの感がある。超円高主義の浜矩子と正反対の立場であり、話半分で聞いて丁度良いぐらいかと勝手に思っている。

Posted byブクログ

2023/02/02

 内容が専門的すぎており、用語の注釈や事例に対する例えが少なく、極めて分かりずらかった。    また、日本がハイパーインフレに向かうだろうというゴールについては分かりやすいが、その過程の説明や対策に対する見解が少なく、説明が抽象的で具体的ではないと感じたため、あまり共感を覚えられ...

 内容が専門的すぎており、用語の注釈や事例に対する例えが少なく、極めて分かりずらかった。    また、日本がハイパーインフレに向かうだろうというゴールについては分かりやすいが、その過程の説明や対策に対する見解が少なく、説明が抽象的で具体的ではないと感じたため、あまり共感を覚えられなかった。  

Posted byブクログ

2023/01/20

p129 学問的に中央銀行が債務超過になっても、信用を失わないための条件が3つある 1 債務超過が一時的であること 2金融システム不安 3政府の財政が黒字で、税収で資本投下して債務超過を解消できること 今の日本政府日銀はどれ一つ満たしていない p204 消費税35%で122年か...

p129 学問的に中央銀行が債務超過になっても、信用を失わないための条件が3つある 1 債務超過が一時的であること 2金融システム不安 3政府の財政が黒字で、税収で資本投下して債務超過を解消できること 今の日本政府日銀はどれ一つ満たしていない p204 消費税35%で122年かけて1218兆円の借金が返せる p206 ハイパーインフレを抑える方法 1ドルを法定通貨にする 2預金封鎖し新円発行 3古い中央銀行を廃止し、新中央銀行を設立する p225 今考えるべきは資産防衛 p231 リスクヘッジの基本はドル買い 米ドルのMMF ドル預金の為替益は総合課税 雑所得 ドルMMFは20%の源泉分離課税 p237 インフレヘッジ 暗号資産、株、不動産、絵画以外のインフレ時にも儲かる金融商品 TMV 債券ベアファンド 暗号資産 資産の1% 買ったら子供のために20年間、もったまま寝ている イーサリアム 暗号資産 売却して、もし儲かっていれば、申告して税金を払う必要がある

Posted byブクログ

2022/12/25

ちょと盛り過ぎかなと思いつつ、程度の差はあれ多分起こるだろうなと予想される記述ばかり。 本気になってその日に備えなければならないかも。

Posted byブクログ

2022/12/19

少し過激。150円を超すようなことは、考えにくい。まだまだ、経済基盤は、揺るがない。金利という問題はあるが。

Posted byブクログ

2022/12/03

ずっと同じことを言い続けることの大事さ、それで商売になることがわかる。内容の当否ではない。しかし、米ドルMMFを買え!というご託宣だけは評価できる。

Posted byブクログ

2022/12/01

著者は異次元金融緩和に当初からジリ貧から脱しようとして、ドカ貧に墜ちると警告してきた。まさに太平洋戦争敗戦並みの事態が来るのか。バブル経済時は強烈な円高(1984年251円→1990年134円)により消費者物価は上がらなかった。結果的にこれが現在に至る経済の低迷をもたらすこととな...

著者は異次元金融緩和に当初からジリ貧から脱しようとして、ドカ貧に墜ちると警告してきた。まさに太平洋戦争敗戦並みの事態が来るのか。バブル経済時は強烈な円高(1984年251円→1990年134円)により消費者物価は上がらなかった。結果的にこれが現在に至る経済の低迷をもたらすこととなった。いま大量にばら撒かれた基軸通貨の回収が始まっている。この衝撃の大きさを日本は過小評価しているようだ。日銀が債務超過に陥れば(この可能性が少なくないことは本書で詳細に理由が記載されている)$1=¥500どころではない。かつて行われた円高阻止の為替介入は自国通貨の円を売るだけだから制限はない。しかし円安阻止の介入は手持ちの外貨準備が原資なので限りがある。しかも外貨準備は多くが米国債。これを売れば米国金利は上がり更にドル高となるし、せっかくの貴重な外貨資産が減少してしまう。そして世界の投資家に日銀は円安阻止の手を打ち尽くしたとみられてしまうから、介入すべきでないという意見だ。しかし、その後の報道によれば6兆円の為替介入が既に行われている。円が暴落したときに、この国最後の砦である170兆円の外貨を早くも無駄遣い。本来は円が大暴落した場合に国民の命を守るため、その資産で食料や石油、医薬品を輸入することに使うべきなのだが…。 矢野財務事務次官が相当の勇気をもって文春に掲載した、国家破綻への警告も当初は少し話題になったが、無かったことにされてしまったようだ。国民の側にも責任がある。欧米は税金が何に使われたか非常に気にする。日本の納税者はそんなことを気にする人は少ない。国のトップも安倍元総理からして「日銀は国の子会社だから国債が60年後満期になれば返さず繰り越せばよい。何の心配もいらない」とこの短文に多くのツッコミを入れられるほどの知識レベルである。日銀黒田総裁からして「金利が上がれば保有国債からの受取金利も上がる」という。保有国債の殆どは固定金利だから、満期まで金利は変わらないし、総裁が知らない訳がない。この発言はバカな国民はこれで騙せるだろうという発言と思われる。 著者の結論としては外貨MMF一択。米国株・債券などは以前推奨していたが、既に高すぎるとして慎重だ。但し、著者はここ数年の米国株急騰の恩恵を受けていないという。なぜなら高すぎるとして全て売却してしまったから。タイミングというのははなかなか難しいという話。

Posted byブクログ

2022/11/28

日銀が日本をダメにした、ということの説明。資産はこう守れ!っていうタイトルになってることに触れてるのは終盤にほんの少しだけ。僕には難しい内容でしたし、面白いとは思えませんでした。

Posted byブクログ