クプルムの花嫁(3) の商品レビュー
自分達のペースで緩やかな交際を続けてきた修としいなも遂に同棲開始ですか。同棲を始めるにあたってもう少し悩んだり、想いを新たにしたりといった様子なくあっさりと一緒に住み始めてしまうのは、既に二人が一緒に居る事に違和感を覚えなくなっているからという背景がありそうだ そうした心機一転...
自分達のペースで緩やかな交際を続けてきた修としいなも遂に同棲開始ですか。同棲を始めるにあたってもう少し悩んだり、想いを新たにしたりといった様子なくあっさりと一緒に住み始めてしまうのは、既に二人が一緒に居る事に違和感を覚えなくなっているからという背景がありそうだ そうした心機一転なのか現状維持なのか曖昧だけど落ち着いたタイミングでやってきたのはお仕掛け弟子のあさひですか。ただ、修はまだまだ一人前と呼称する程には上達していないし、保護者の同意なく預かれるわけもない そんなあさひに教えてやれるとすれば、修が今やっている事か 本作において、修は既に職人をしているししいなは修の仕事を理解しきれているわけではない。それだけに素人目線で解説を望む人員ってそういえばあんまり居なかったのか ただ、あさひがそこまで知らないとなると気になってしまうのはあさひの本気度や高畠が孫に工場に触れさせなかった謂れだろうなぁ 修などは昔から職人気質だから何とかして技を身に着けようとしていた。それだけにあさひが本気か疑問に感じてしまい厳しく言ってしまう でもあさひはこれから強くなっていくのかな? 修の優しくない言葉を直接受け止めて、俯かずに自分の行動を変えていくと宣言した。そこに嘘はないだろうからね そして明かされた高畠があさひを職人にしたくない理由…… これはしいなが言うように職人ならではの大事な事を言葉にしない文化のせいだなぁ(笑) 以前にも修や職人の想いを代弁したしいなだからこそ悩むあさひの為に高畠の言葉が全然足りてないと気づけたし、これには口を挟まなければならないと考えられるのだろうね その中でしいなが言及した番頭への志望。前々から美登を中心として彼女にそういった素質を見出していたけど、遂に本人もその気になりましたか ここで面白いのは修の父祖に当たる人物達にも代弁者が居たという点かな。総一郎には雪が、征秀には雛が、そして修にはしいなが 作中で番頭の役割について言及されているけど、ああして職人を様々な面でサポートする人物が居るからこそ、職人はスムーズに銅器に打ち込めて、結果的に素晴らしい作品へと至るのだろうね 全く異なるタイプが惹かれ合って混じり合って丁度良い状態へなっていく。それはしいなが言うように愛と形容するしたくなるね
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