ツチノコと潮風(上) の商品レビュー
蔦屋書店かどこかで冒頭部分を試し読みして、おもしろそうだったので一巻を購入。 特別大きな事件が起きない雰囲気が好きだったが、裏を返せば読者を引っ張るエネルギーも物足りないため、途中で積ん読状態になってしまった。 久しぶりに途中から読み返すともう前までの話が印象に残っておらず忘れて...
蔦屋書店かどこかで冒頭部分を試し読みして、おもしろそうだったので一巻を購入。 特別大きな事件が起きない雰囲気が好きだったが、裏を返せば読者を引っ張るエネルギーも物足りないため、途中で積ん読状態になってしまった。 久しぶりに途中から読み返すともう前までの話が印象に残っておらず忘れている。こうなると下巻を書うモチベーションも・・・。 「雰囲気が好き」っていうタイプの漫画は、本当に心の底から好きなくらいじゃないとなかなか読み続けられないものだ。難しい。
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好きだなあ、この感じ。 アッと驚くような事件や事故が起こるわけではないし、特に胸を熱くするフレーズが飛び出す訳でも背筋を凍らせるショックが巻き起こる訳でもない、瀬戸内のとある島でのほんの些細な日々の変化をじんわり描いた小編ドラマ。 そう、本作は人々にもたらされる’小さな変化’を楽...
好きだなあ、この感じ。 アッと驚くような事件や事故が起こるわけではないし、特に胸を熱くするフレーズが飛び出す訳でも背筋を凍らせるショックが巻き起こる訳でもない、瀬戸内のとある島でのほんの些細な日々の変化をじんわり描いた小編ドラマ。 そう、本作は人々にもたらされる’小さな変化’を楽しむ群像劇。 この話はどういう風に転がっていくのだろう、と先が気になる妙な引力があります。 主要人物達がそれぞれ抱く’やりたい事・やりたかった事’の行方をツチノコのように物陰からこっそり覗き見しているような感じ。 もつれる恋もどうなっていくのだろう。 ただ、私なんぞが差し出がましいが表紙絵でちょっと損している気がする。振り返った合花の顔のサイズのバランスがなんかちょっと…でかい…。 あと、私の心が汚れているからかもしれないが、なんか意図せずいやらしい感じが漂っている気がするのも勿体ない。 1刷 2023.1.8
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