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鶴見俊輔、詩を語る の商品レビュー

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2022/09/11

 まさか、この人の新刊本が出るとは思いませんでした。哲学者鶴見俊輔の対談「鶴見俊輔、詩を語る」が2022年の8月15日作品社から出ていました。   鶴見俊輔が2015年、93歳で亡くなって7年経ちました。彼は1922年、大正11年生まれだそうですから、今年が生誕100年なのだそう...

 まさか、この人の新刊本が出るとは思いませんでした。哲学者鶴見俊輔の対談「鶴見俊輔、詩を語る」が2022年の8月15日作品社から出ていました。   鶴見俊輔が2015年、93歳で亡くなって7年経ちました。彼は1922年、大正11年生まれだそうですから、今年が生誕100年なのだそうです。  2003年、「midnight pres」という詩の雑誌で行われた対談原稿の書籍化だそうです。詩人の谷川俊太郎と、彼も詩人ですが、鶴見俊輔の同志社大学での教え子、「へんな生徒」だった正津勉と、時々登場する編集者の三人が聞き手で、雑誌掲載時は「歌学の力」という題だったそうですが、本書では「詩を語る」と改題されています。  鶴見俊輔には、たとえば「詩と自由」(思潮社・詩の森文庫)などの詩論がすでにありますが、本書は三人の語り合いの面白さが、実に新鮮で一気に読めました。二つの著作集、書評集、対談集、マンガ論、まあ膨大な書籍が残されている鶴見俊輔ですが、彼の足跡をたどってきたような人にとっても、読んで損はない「新著」だと思いました。

Posted byブクログ

2022/09/10

聞き手は、谷川俊太郎、生津勉、好きな方ばかり。安心して読んでいける。詩を書く自分には信頼できる方ばかり。 詩を書くことは、苦しいけれど、書き上げた時には、そこに近づいた気持になれる。でもまだ遠い道。

Posted byブクログ