太陽と月 の商品レビュー

はらだみずき(著者)

2024/08/03

太陽と月

著者:はらだみずき

プロサッカー選手を目指す少年たちの物語が熱く描かれる本作は、小学六年生の月人と小桧山太陽の出会いから始まります。J2のジュニアユースのセレクションに挑む月人は、本来のフォワードから背が高いという理由でディフェンスに回され、試合で相手選手にあっさりとかわされてしまいます。その相手こそが小柄な点取り屋、小桧山太陽でした。

個性の異なる二人が、競争の激しいセレクションを通じてプロサッカー選手を目指し、切磋琢磨する姿が描かれています。夢は偶然ではなく必然というテーマのもと、「サッカーボーイズ」シリーズで知られる著者が描く、リアルで熱いサッカー小説です。

自身がサッカー経験者として、この物語を読んで懐かしい気持ちに浸りました。サッカー漫画は多いですが、サッカー小説は珍しく、地に足の着いた現実的な内容が魅力です。派手な演出はなくとも、サッカーをやっている方、過去にやっていた方、または子どもがサッカーをやっている方には、楽しみながら多くを学べる作品だと思います。今後のジュニアユース編も非常に楽しみにしています。

2023/09/12

プロ選手を目指す少年たちの最前線を描く!

小学六年生を対象としたJ2のジュニアユースのセレクションに臨んだ月人は、本来のポジションは、フォワードだった。しかし背が高いという理由でディフェンスをまかされることに。その試合で、相手の選手にあっさりとかわされ、ゴールを決められてしまう。それが、太陽との出会いだった。
小柄な点取り屋・小桧山太陽と大型フォワードの大原月人。個性の異なる二人が、プロサッカー選手を目指し、競争の激しいセレクションに挑戦する。 夢は必然。偶然にかなうことなんてない。累計60万部を突破した「サッカーボーイズ」シリーズの著者だから描けた、サッカー小説の最前線!

2023/08/30

大きいだけではなく。
曖昧な状態で恐々とプレーをしていた、一応の時とは違って選考には落ちたが二泊三日の体験は糧になるだろうな。
自信があるのはいいが、あまりにも独り善がりだったプレイは今後大きく変わるのではないだろうか。

2022/11/16

サッカーボーイズの著者による、新しいサッカー小説。主人公は小学生なのに、いや小学生だから夢を追い求める熱さを思い出させてくれます。なんといっても主人公のおじいちゃんがステキ。筆者の作品には、常に迷える青少年を導くまっすぐな大人たちが、読者の心を揺さぶってくれます。

2022/09/28

遼介たちサッカーボーイズは、部活で全国を目指したが、月人たちサッカードリームはクラブチームでプロを目指す物語。これからの成長の物語に期待。