怪談未満 の商品レビュー
「怪談」という言葉と可愛い表紙で読んでみました。 …全体的にモヤモヤしてて、読んでいくうちに「最後までこれ読みきれるんやろか?」と思っていました。 たまーに個人的に気持ち悪い描写があって無理でした。
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ずっとイラストレーターさんとして知っていた三好んのエッセイ。とても文章が綺麗で、落ち着いた言葉選びをされるので、読みやすかった。丁寧な文章に昇華されているものの、そこに書かれる出来事と彼女の感性はすごく独特で、それなのに共感を呼ぶ不思議なものだった。
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怪談未満という造語をもとに、日常の中のもやもやしたことや少しゾッとしたときのことを描いたエッセイ。 著者は様々な装画や挿絵などを手掛けるイラストレーターでもある。少し不気味ながらもかわいらしい表紙に目がいく。 著者の感受性の豊かさがよく伝わってくるエッセイだ。その視点はなかったな...
怪談未満という造語をもとに、日常の中のもやもやしたことや少しゾッとしたときのことを描いたエッセイ。 著者は様々な装画や挿絵などを手掛けるイラストレーターでもある。少し不気味ながらもかわいらしい表紙に目がいく。 著者の感受性の豊かさがよく伝わってくるエッセイだ。その視点はなかったな、とか、ゾッとするものや咀嚼しきれないでいるものは人によってかなり異なるものだと、本書を読んで改めて思った。そこが興味深い。 前半は日常生活における怪談未満、後半は出産・育児における怪談未満な小話が綴られている。 章ごとにかわいくも不気味なイラストが挟まれているのも良き。 怖いものを求めるというより、日頃何かにモヤモヤしていて、著者の三好さんもこんなふうにもやもやするんだと共感するもよし、逆に自分は今までそんなことにゾッとしたことはなかったけど三好さんはゾッとしたんだなと気づきを得るのもよし、な一冊です。 とにかくイラストがかわいい。
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文章が読みやすかった。 日常を切り取っているんだけど、見方を変えると怪談になりそうな絶妙な色合いの本だなと思って、面白かった。 話の最後のイラストがそうさせているのかな… かわいくてちょっと不気味さがあるようなないような、でも読み終わったらほっこりする不思議な時間だった。
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タイトルに『怪談』が付いているけれど、全然怖くない27篇が収録されたエッセイ集。 むしろイラストを含め、少しシュールでキュート、時に不穏、時に笑いもあって楽しい。 私達の身の周りで起きるゾッとする出来事。 それも大げさな物ではなくて、ほんの些細なゾッ。 あるあると思いながら...
タイトルに『怪談』が付いているけれど、全然怖くない27篇が収録されたエッセイ集。 むしろイラストを含め、少しシュールでキュート、時に不穏、時に笑いもあって楽しい。 私達の身の周りで起きるゾッとする出来事。 それも大げさな物ではなくて、ほんの些細なゾッ。 あるあると思いながらニマニマしながら読み進める。 冷蔵庫と収納棚の細い隙間に隠れているアレ。 名前からして不気味な死番虫の大量発生。 見つけた瞬間のゾッとする感覚が伝染する。 お気に入りは『怪しい戌の日』。 神社で行われる祈祷って真剣に挑まねばと思うほど笑ってしまうのよね。
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この「怪談未満」と言うタイトルと、帯に書いてある「ぞわっ…?」と言う文字と、なんとも言えない可愛いけれども何者かわからない表紙のイラストで、著者の名も知らず、あらすじも調べず直感で買った本。 大分、思ってたのと違いました。 てっきり、日常ゾワゾワ話かと思った先入観のせいで、途中か...
この「怪談未満」と言うタイトルと、帯に書いてある「ぞわっ…?」と言う文字と、なんとも言えない可愛いけれども何者かわからない表紙のイラストで、著者の名も知らず、あらすじも調べず直感で買った本。 大分、思ってたのと違いました。 てっきり、日常ゾワゾワ話かと思った先入観のせいで、途中から「なんだこれは、なにを読まされているんだ」と思ってしまったのですが、しかし内容は面白いのでエッセイだこれは、と思い直して読み、最後のあとがき代わりのような文を読んで納得。 そう言う感じで出来上がったもののようで、途中でお子さんができたことで内容に変化があったことも含め、おそらく手にしたものが「怪談」に惹かれたとすれば思うであろうところまで予測した上で作られた本でした。 読み終えて見ればなんてことはない、日常綴ったエッセイなのです。本業がイラストレーターなので、一話ごとのイラストは内容に沿ったもので、かつ不思議だったり可愛かったり、ほっこりしたりします。 赤ちゃんが産まれてからの内容は、出産経験者であれば共感もあることだろうと思うし、そうでなくとも、著者の感性と場面の描写に想像力を動かされるかと思います。 イラストがメインのお仕事かもしれませんが、言葉を大切にされる方という印象を持ちました。ご自身の感じたものを文章にされるのがお上手だなと。 読みやすく、時に笑い、時に少しもやっと、じんと、させられた本でした。 ワンカップの話、好きです。 ただごめんなさい、集合体ダメなので、100頁の絵は本を落としそうになりました。同じ方は読む時気をつけてくだされ。
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妖怪ギャラリーおじさん…いるんだなやっぱり。 私たち劇場の見る側だと思っていたら、見られる側でもあった、というのが面白かった。
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読了。基本的に「怪談」とタイトルに付いていれば目が向いてしまう体質で、その上この本はおやおや「シリーズ ケアをひらく」でよく見かけるあのプラナリアっぽいかわいさのあるあのイラストと同じ人が描いたっぽい表紙じゃないかと思い手に取った。めくってさっそくカバーそでに「注:お化けとかは出...
読了。基本的に「怪談」とタイトルに付いていれば目が向いてしまう体質で、その上この本はおやおや「シリーズ ケアをひらく」でよく見かけるあのプラナリアっぽいかわいさのあるあのイラストと同じ人が描いたっぽい表紙じゃないかと思い手に取った。めくってさっそくカバーそでに「注:お化けとかは出てきません」と書いてあった。 全体にとぼけたテイストのエッセイですごく好きな感じだった。途中で、おやおやおやおやこの文章は表紙を描いたのと同じひとが書いているな?ということに気づいた。 食べ物に関する記述がすごく良かったので、もっと読みたい気がする。 あと「人と家電と死番虫」という章で拙宅に時々1匹だけで出てきておとなしく退治されていくあの小さな茶色い丸い虫の正体とどこかで大量発生している可能性のネタバレを食らい、長年の見て見ぬふりが思いがけない形で破られた。
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とても良かった…! 特に、後半の出産育児編。 怪談未満とは言えど、怪談と関連づけるの憚られる分野で、でも当事者としては怪談のようなモヤモヤザワザワ感があるんだろうな、と思えた。 出産育児、キラキラ素晴らしいものとして語られる面と、しんどいつらい社会的にも大変さが認められていない...
とても良かった…! 特に、後半の出産育児編。 怪談未満とは言えど、怪談と関連づけるの憚られる分野で、でも当事者としては怪談のようなモヤモヤザワザワ感があるんだろうな、と思えた。 出産育児、キラキラ素晴らしいものとして語られる面と、しんどいつらい社会的にも大変さが認められていないと社会的課題として語られる面が多いが、個人の感覚としての不気味さ不安さ不可思議さをとつとつと語ってくれた本は初めてかもしれない。 トークイベントに参加させていただいて、ですます調で書かれる事に触れられていたけど、このですます調で語られる事で、身近な人に話を聞いているような、ぐっと親近感が増すように感じる。 これからも絵も文も期待しています…!
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怪談未満。表紙も挿絵も全部かわいい。さらに、カバーの袖に「注:お化けとかは出てきません」ってこっそり書いてあって、さらにかわいい。 内容は「今も分からないこと、腑に落ちずにいること、少しゾッとしたときのこと」にまつわるエッセイ集。丁寧でほんわかとした文体だけど、たまにゾワッとす...
怪談未満。表紙も挿絵も全部かわいい。さらに、カバーの袖に「注:お化けとかは出てきません」ってこっそり書いてあって、さらにかわいい。 内容は「今も分からないこと、腑に落ちずにいること、少しゾッとしたときのこと」にまつわるエッセイ集。丁寧でほんわかとした文体だけど、たまにゾワッとする表現があったりして、とても心地よく読めた。 エッセイを読んだ後に、それにまつわる挿絵がついてくるんだけど、ここかわいいけど少し不気味な雰囲気が良いスパイスになっていた。
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