「神話」の歩き方 の商品レビュー

平藤喜久子(著者)

2024/03/16

☆NMTさんからパーティお誘い・忙しい時期→落ち着いている時期・ウソ出雲旅行に行く予定→結局行かず

稗田阿礼（ひえだのあれ）
時が過ぎ、持統天皇、天武天皇の跡を継いだ元明天皇が太安万侶（おおのやすまろ）に編纂命じる　712年
奈良県此瀬町で太安万侶の墓、墓誌発見（1979年）

神話の後半部　天照大神が孫の瓊瓊杵尊（ににぎのみこと）を地上の葦原の中つ国
中巻　神武天皇から応神天皇まで
下巻　16代仁徳天皇から33代推古天皇まで

日本書紀　720年　天地未だ剖れず　鶏子の如くして混沌として→中国の前漢時代の書物に同じ表現あり
舎人皇子（天武天皇の皇子）が執筆

713年元明天皇　二字好字令　風土記の作成命令

７代目にイザナキ、イザナミ　誘う男、女の意

P42　出雲が死と夕日なら、日向が生と朝日
出雲が大和から見て日の沈む西に位置するためか？　1984年荒神谷遺跡358本の銅剣　加茂岩倉遺跡39個銅鐸

対馬　朝日、夕日　石に神が宿るとする磐座信仰（いわくら）

島根県　ダム湖のさくらおろち湖　から宍道湖（しんじこ）へと注ぐ斐伊川（ひいかわ）

出雲大社　鳥居→拝殿→八足門（やつあしもん）
出雲の地でよく聞く国引き→風土記に記述がある綱で国を引いた神話

バジルホール・チェンバレン　古事記の英訳→小泉八雲はそれを読んで日本へ関心

2023/02/28

本書は古事記と日本書紀のスタンスの違いから始まり、神話のハイライトを追いながら舞台を紹介していくという構成となっている。
記紀神話の舞台をめぐる旅の入門書としては申し分ないだろう。

神話というと堅苦しく感じてしまうこともあるが、全体的にわかりやすく、また時折登場する神様のゆるいイラストが心を和ませてくれる。

記紀神話を詠んだことがある人や神話旅の常連には物足りないだろうが、本書をきっかけに多くの方が神話に興味を持ち、そのディープな魅力に浸るきっかけとなればよいのではないか。

2022/12/23

古事記・日本書紀・風土記の解説と出雲・日向・対馬の写真

神話を勉強するには簡単そうで難しく、
旅行記としては不便

2022/10/01

近くに住んでいるのに知らない事が、たくさん。行ってない場所もたくさん。具体的に訪ねる計画を立てようと思いました。

2022/08/19

（借.新宿区立図書館）
記紀神話概略、出雲・日向・対馬のゆかりの地を訪ねるという内容。写真家について勉強したという写真がふんだんに入る。基本的なところについては参考になる記述。
という構成。
もちろん現地に行くにはもう少し詳しい情報が必要だろうが、旅行の参考になる本である。
時々入る比較神話学的考察部分がちょっと微妙か？個人的にはもう少し詳しければと思うが、一般向けではあまり必要ないかも。日本神話スゴイ的感情をちょっと醒ます効果はあるか。

2022/08/05

國學院大學　神道文化学部教授

https://www.kokugakuin.ac.jp/article/150997

※國學院大學図書館：所蔵あし