カタカムナ音読法 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
嘘かまことか、古事記よりも古い日本語の記述がカタカムナと呼ばれる古神道(?)の文献なのだとか。これを祝詞のように音読することで、日本語のリズムが整い、古い古典から現代に下るように、音読を行う事。これが本書の音読のキモで、その事によってコミュニケーション能力から脳の能力向上まで期待できるのだとか。 七田眞氏の本にも音読についての同様の効果が書かれていたので、興味をもって読んでみた。実際には同著者による「超音読法」を先に読み、その中に出てきたカタカムナの音読に興味を持ったので、本書を読んだといういきさつ。 七田眞本の知識もあったので、能力開発については同意。然しながら、他のカタカムナ関連本にもありがちな、スピリチュアル系の思想が多少見えたので、キリスト者としては要注意。 下記に付箋を貼った個所の要約をしるす: 78-79:日本人とポリネシア人は、多言語の人々と違い、子音も母音も左脳で聴く。他の言語圏の人は右脳で聴く。左脳で聴くのは、日本語には母音にも子音にも一音一音意味があるから。多言語にはそれはない。 107:男の子耳と女の子耳は違う。男の子は6歳くらいになると、勝手に音を聞いてしまうので、おなじ言葉を聞いても自分が今まで勝手に聞いていた音と重ねて勝手に判断する。だから音読でも、先生の発音を繰り返せないという現象が起こる。女の子にはそれはない。音読は女の子の方が教えやすい。 170:古今和歌集の仮名序は、日本文学の根幹のような素晴らしい分なので、他の古典音読の前に音読すると良い。
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