ガロア理論12講 概念と直観でとらえる現代数学入門 の商品レビュー
発想がエレガント過ぎて、私には理解に時間が掛かった箇所もあるが、所々に他書とは違う解説が施され、学びも多い。定理のこころを解いてくれることで、これまで腑に落ちなかった部分がだいぶ腑に落ちた。 例えば、 ・58ページのガロア群のインフォーマルな定義。 ・群と体のガロア対応で包含関...
発想がエレガント過ぎて、私には理解に時間が掛かった箇所もあるが、所々に他書とは違う解説が施され、学びも多い。定理のこころを解いてくれることで、これまで腑に落ちなかった部分がだいぶ腑に落ちた。 例えば、 ・58ページのガロア群のインフォーマルな定義。 ・群と体のガロア対応で包含関係が逆になっていることから、体は無限でも群は有限になり、その群を有限の範囲で調べることで方程式の分析ができること。 ・交換子群の導入から可解性の判定まで ・どういう場合が一般的な方程式の条件なのかの明示
Posted by
ガロア理論の勘どころを把握するには良い入門書で,主に群・体の基礎→ガロア対応→可解性といった手順で進行する。
Posted by
- 1