1,800円以上の注文で送料無料

センセイの鞄(1) の商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/12

はじめは2人を不気味に感じてしまったが、お酒やおつまみがおいしそうだったり、散歩の空気を感じられたり読んでて胸がいっぱいになる。きのこ狩りのあたりからもうこの物語がとても好きになっていた。 2も読みます。

Posted byブクログ

2023/02/23

谷口ジローが評価されているのは特に、メランコリックな余韻をもつ静かで内省的な漫画物語の傑出した作家・漫画家として、散歩物語の『歩くひと』のような現代コミックの古典の開祖てある点だ。 酌をする女に色気を求めること 以前は「アンチ巨人」を大っぴらに標榜していた まりこのしゅくのとろろ...

谷口ジローが評価されているのは特に、メランコリックな余韻をもつ静かで内省的な漫画物語の傑出した作家・漫画家として、散歩物語の『歩くひと』のような現代コミックの古典の開祖てある点だ。 酌をする女に色気を求めること 以前は「アンチ巨人」を大っぴらに標榜していた まりこのしゅくのとろろじる_芭蕉ですよ 自分個人のことを人間一般に敷衍しないでください 割れ鍋に閉じ蓋 えもいわれぬ馥郁たる香ですな そうそう確信に満ちて逡巡する奴だったよ大町って 酌をする女に色気を求めること 汽車土瓶のしまってある箪笥 確信に満ちて逡巡する奴 チシャのサラダ

Posted byブクログ

2022/12/16

『#センセイの鞄1』 ほぼ日書評Day606 谷口ジロー物は、さきの展覧会以来何作か読んでいるが、こちらはドイツ在住の書道家である知人が解説文を書いたという縁で。 今年の8月に出たコレクション版の大型本で、それなりの値段がするので、申し訳ないが図書館より。 OLをやってい...

『#センセイの鞄1』 ほぼ日書評Day606 谷口ジロー物は、さきの展覧会以来何作か読んでいるが、こちらはドイツ在住の書道家である知人が解説文を書いたという縁で。 今年の8月に出たコレクション版の大型本で、それなりの値段がするので、申し訳ないが図書館より。 OLをやっている主人公が、高校時分の古典の「センセイ」に偶然巡り合い、会話を交わすようになるのだが、毎回、ほとんどのシーンが居酒屋のカウンターという極端な設定。 谷口好みの、何かものすごく大変な出来事が起きるわけではない淡々とした日常をゆったりとした線(解説では、ドイツでも根強い人気のある小津映画との共通点に触れられる)で描きあげる様は見事だ。 原作も良いようなので、後日、読んでみたい。 https://amzn.to/3FvTQl3

Posted byブクログ

2022/07/30

去年、世田谷文学館の谷口ジロー展で、谷口さんがこの作品を書いていることを知ったが、販売コーナーには無かった。結果、谷口ジローコレクションの配本を待つことになった。 川上弘美さんの原作を読んだのは、いつだったか。帯に川上さんの一文「こういう話だったんだ!描いていただいて、ほんとうに...

去年、世田谷文学館の谷口ジロー展で、谷口さんがこの作品を書いていることを知ったが、販売コーナーには無かった。結果、谷口ジローコレクションの配本を待つことになった。 川上弘美さんの原作を読んだのは、いつだったか。帯に川上さんの一文「こういう話だったんだ!描いていただいて、ほんとうに知ったような心地です。」がある。 本当にそう言う感じ。老境のセンセイと月子さんが淡々と吞んでいる漫画。偶にキノコ狩りやお花見があるけれど。 急いで読んじゃいけないんだよと心に言い聞かせながら、頁をめくる。 気がつくと、月子さんの気持ちにセンセイが占めているのが何とも言えず、沁みるなあ。 この後は、8月配本の続巻を待つばかり。

Posted byブクログ