屋根屋 の商品レビュー
(「BOOK」データベースより) 雨漏りの修理にきた屋根屋の永瀬は、妻を喪い、心を病んだことから夢日記を付け始め、今では夢を自在に操れるという。主婦の「私」は、永瀬と夢の中で落ち合い、旅を重ねるようになる。名刹の屋根に遊び、フランスの大聖堂を巡り、現実とのあわいの「場所なき場所」...
(「BOOK」データベースより) 雨漏りの修理にきた屋根屋の永瀬は、妻を喪い、心を病んだことから夢日記を付け始め、今では夢を自在に操れるという。主婦の「私」は、永瀬と夢の中で落ち合い、旅を重ねるようになる。名刹の屋根に遊び、フランスの大聖堂を巡り、現実とのあわいの「場所なき場所」で、二人の時間は深まってゆくが…。
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すごく芸術的な描写。 最終的にどんな展開で終わるのか、最後まで予想がつかなかった。主人公が永瀬との間にとる身体的、精神的距離感がリアルでよいと思った。
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僕も子どもの時は夢を操作できた。高いところから飛び降りる夢を見たいって念じながら寝たら、気がついたら崖っぷちに立っていた。そこから、さあ飛び降りようとするんだけど、もしこれが現実だったらどうしようと躊躇してしまう。でも、やっぱりこれは夢なんだからと、エイって飛び降りた。あの時の感...
僕も子どもの時は夢を操作できた。高いところから飛び降りる夢を見たいって念じながら寝たら、気がついたら崖っぷちに立っていた。そこから、さあ飛び降りようとするんだけど、もしこれが現実だったらどうしようと躊躇してしまう。でも、やっぱりこれは夢なんだからと、エイって飛び降りた。あの時の感覚は50年以上たった今も覚えている。急角度で落ちていくジェットコースターに乗っているようだった。で、目が覚めたら布団の上。 この小説は夢の中がリアル過ぎて、少し窮屈だ。制約が多すぎる。夢はもっと自由なほうが良い。
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