小さき王たち(第二部) の商品レビュー

堂場瞬一(著者)

2023/05/02

60人間はというか普通の人間は25年もの間、一つのことを執念を持って思い続けることが出来るものなのか。それが政治家という異星人のサガなのか。まだ自作があるけどこれは孫同士の決着の話しになるんだろう。この作者にしては、かなり執念深いストーリーでしたね。

2023/04/13

p272 家族と夫婦の違い、分かる

親や兄弟は選べないでしょう。生まれたときから存在していて、必ず縛られてしまう。でも夫婦というのは、自分で選ぶたった一つの家族なのよね。だから結婚は、自分の人生を自分で決める通過儀礼のようなものかもしれないわ
私はあならを選んだ。それが全ての答えよ。あなたはあなたの思うようにやって。それに今はあなたの一人の意思だけでは、いろいろなことを決められないでしょう。部下もたくさんいるのだから。

2023/03/27

前作の感想で、不本意ながら退場してしまった二課長の奮起を期待したら今作で！ということで今回も。石巻では未曾有の災害に巻き込まれる？了解共闘して巨悪に立ち向かって欲しい。

2023/01/26

高城と田岡の闘いは、実際の政治家と新聞社の癒着のドキュメンタリーに思えてしまう。
一勝一敗だが、第三章はどうなることやら。

2022/12/17

途中、冗長な部分もあったが、、、
第二部は田岡家の勝ち！

第三部が楽しみ！

若手と中堅のイケメン俳優を4人と、同じく美人女優を4人集めれば、簡単にドラマ化出来そうなストーリーだね。

2022/11/27

新潟県の選挙に絡む問題で、一作目の勝負を高樹家と田岡家の対立と捉えればこれで１勝1敗ということになり、３作目に勝負は持ち越しということになる。
それにしても田岡総司の執念深さと怜悧な頭脳には驚く。政治家の自分勝手なしたたかさがよく表れた人物造形だ。

2022/10/30

90年代半ばの時代背景。当時を思い出していて、自分と置き換えてしまった。
携帯電話やポケベルなどの出始めたころで自分はこんなことをしていたなぁなど。

一巻を読まないと理解できないところはあるが、これだけでもある程度は理解できる内容。

政治家の執念や怖さを知る内容だが、現代にも似たようなことが起きているものと想像した。長いものに巻かれなければならない世の中の厳しさを知った。

2022/10/22

政治家秘書の田岡総司と新聞記者の高樹治郎、幼馴染だった二人が決別して25年の歳月が流れ、二人とも息子が居ます。
第二部は、田岡の息子稔と高樹の息子和希の話ですが、今後はこの二人が因縁を抱えてどの様に生きて行くのか第三部も早く読みたいです。

2022/10/10

3部作の真ん中の巻なので、まあある意味予想通りの流れ。時代が1996年に進んだので、田岡も高樹も十分に年を取っており、それぞれの息子ももう社会人として登場。さあ、最後の3作目でどうするか、楽しみ

2022/10/08

新人記者である主人公のひとりは、私自身と同時代人。21世紀になる前に社会に放りだされて悪戦苦闘した時代が蘇る。まだ、携帯は高くて持てなかった。そんな時代だった。