鬼の家 の商品レビュー
鬼のすむ家と何代にも渡って続く因縁の話。 不気味な雰囲気でたくさん人が死ぬ話が好きな人は好きかも。 最後の方の話で同性愛者と異性装の人が出てきたところはよかった。
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妻・桜子のために京都千本通りを入り、目の前の空き地には桜の木があるところにルネッサンス風の洋館を吉二郎が建てたのは明治時代。その館には鬼が…。桜子から始まり六代目までをそれぞれ一話ずつ語られる。洋館、鬼、桜の木。ほぼその洋館での出来事で六話も続けば飽きそうなのに、最後まで飽きるど...
妻・桜子のために京都千本通りを入り、目の前の空き地には桜の木があるところにルネッサンス風の洋館を吉二郎が建てたのは明治時代。その館には鬼が…。桜子から始まり六代目までをそれぞれ一話ずつ語られる。洋館、鬼、桜の木。ほぼその洋館での出来事で六話も続けば飽きそうなのに、最後まで飽きるどころかどう展開していくのかと読ませるのは著者の筆力。人の欲望を妖美に描いた連作怪奇譚です。
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