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あむんぜん の商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2024/05/11

バカバカしく、汚く、下ネタ(汚物系の方)に満ちた短編集。好き嫌いは読む人のコンディションとかタイミングにも左右されるかもしれない。 個人的には最後に少しの救いがあるヲタポリスが好みでした。

Posted byブクログ

2023/12/20

強引な設定にリアルな世情を組み合わせると「なんかどうにでもなるかもな!」と就活でクヨクヨ悩んでいるオレの悩みも吹っ飛びました 読んで良かったですわ〜

Posted byブクログ

2023/08/13

『メルキオールの惨劇』に続いて本作を読み、平山夢明は優れた短編作家だということを確信した。どの作品も著者の自由さを感じられる点が素晴らしいし、多少強引な設定や世界観も短編だったらすんなり入っていける。 それにしてもなぜ「あむんぜん」なのか。いや、表題作の主人公が「あむんぜん」と呼...

『メルキオールの惨劇』に続いて本作を読み、平山夢明は優れた短編作家だということを確信した。どの作品も著者の自由さを感じられる点が素晴らしいし、多少強引な設定や世界観も短編だったらすんなり入っていける。 それにしてもなぜ「あむんぜん」なのか。いや、表題作の主人公が「あむんぜん」と呼ばれているからなんだけど、元々は南極点を目指した探検家の名前である。どうやら南極大陸ならぬ「脳大陸」の発見というコンセプトに由来しているみたいなのだが、そこで「く、くだらねえええ・・・」と切って捨ててはもったいない。帯の解説文にある通り、本書ではこのような馬鹿馬鹿しさと人間の本質を抉るような尊い何かが混在した、他では味わえない読書体験ができるのだから。 自主規制によって年々表現の幅が狭まっているように感じられる中で、このようなロックな作品が読めて嬉しい。表紙も最高だ。単純にその筋からマークされてないだけかもしれないけど、この路線はずっと続けていって欲しいなと思う。

Posted byブクログ

2023/01/25

面白くないか、面白いかと問えば面白いと答えるけど・・ これ本当に平山夢明の作品なのか、あの鋭利な刃物ような鬼気迫る恐ろしく読むに堪えない描写、だけど何故か心の奥深い所を揺さぶる作品が平山夢明だったと思うんだけど。 人が変わったのかと思うくらい鋭利な刃が鈍ら刀になっちゃった。

Posted byブクログ

2022/12/31

全力の悪ふざけが詰め込まれた短編集! 下の下の下ネタ(とにかく汚い)が多いので、そういうの本当に苦手!という人にはオススメできないw いやそもそも、そういう人は手に取らないかw 主人公や登場人物はことごとく悲惨な目に遭っていくのだが、下品、不謹慎、糞みたいなジョークのオンパレ...

全力の悪ふざけが詰め込まれた短編集! 下の下の下ネタ(とにかく汚い)が多いので、そういうの本当に苦手!という人にはオススメできないw いやそもそも、そういう人は手に取らないかw 主人公や登場人物はことごとく悲惨な目に遭っていくのだが、下品、不謹慎、糞みたいなジョークのオンパレード(褒め言葉です)のお陰で、陰鬱さがあまり感じられないのが面白い。 とにかく軽妙というのか…ものすごくあっさりと、大変な事態が進行していく感じ。そしてその全てを全力で馬鹿馬鹿しくお下品おふざけしていく感じ。 短編集なのがまた合っているのかな。 内容的には不条理…ミステリ?なのか? 有名な「世にも奇妙な」アレをとことん下品にしたような印象。読み終わったあと、「何だったんだよコレは…」という気持ちになれる。 そういうのが好きな方にはぜひ!読みやすいです。 食前食後はやめた方がいいですがw

Posted byブクログ

2022/11/13

平山夢明さんの小説を時々読みたくなる。時々が重要で、しょっちゅう読むことは体質的に難しい。体調の良い時に読むべきものだ。平山さんはいつも私の想像の斜め上の世界につれっていってくれる稀有な存在。 本書も私的に異次元な世界へと誘ってくれた。 しばらくインターバルをおいて、体調回復をし...

平山夢明さんの小説を時々読みたくなる。時々が重要で、しょっちゅう読むことは体質的に難しい。体調の良い時に読むべきものだ。平山さんはいつも私の想像の斜め上の世界につれっていってくれる稀有な存在。 本書も私的に異次元な世界へと誘ってくれた。 しばらくインターバルをおいて、体調回復をしたのち、気が熟してきた頃、また平山さんの作品を読みたい。 本作は短編集。お気に入りは表題ににもなっている『あむんぜん』だ。

Posted byブクログ

2022/08/07

過去作に比べて暴力描写もマイルドになって、ちょっと方向性が変わってきた気がする。 でも、世の中全てをおちょくってるかのような下らなさ、それ故の登場人物達の痛々しさは健在。 汚物の中に思い切って手を突っ込んでかき混ぜると、砂粒のようなダイヤモンドが出てきた…みたいな読書体験がしたい...

過去作に比べて暴力描写もマイルドになって、ちょっと方向性が変わってきた気がする。 でも、世の中全てをおちょくってるかのような下らなさ、それ故の登場人物達の痛々しさは健在。 汚物の中に思い切って手を突っ込んでかき混ぜると、砂粒のようなダイヤモンドが出てきた…みたいな読書体験がしたい人にオススメします。

Posted byブクログ