遠い島ガダルカナル 新装版 の商品レビュー
2003年に刊行された書籍の新装版。太平洋戦争のターニングポイントとなったガダルカナルの消耗戦を日米双方の立場から描く。 死してなお売上の多い筆者の作品。新装版が出たのを機に読んでみました。 ミッドウェーの敗北からそれでも方針の変わらぬ硬直的な軍令部。ガダルカナル島への米軍の...
2003年に刊行された書籍の新装版。太平洋戦争のターニングポイントとなったガダルカナルの消耗戦を日米双方の立場から描く。 死してなお売上の多い筆者の作品。新装版が出たのを機に読んでみました。 ミッドウェーの敗北からそれでも方針の変わらぬ硬直的な軍令部。ガダルカナル島への米軍の上陸の意図を見誤り兵力の逐次投入を繰り返す。 戦争は錯誤の連続。米軍にとっても重い戦い。日本側にも何度も挽回のチャンスはあるが、運命はことごとく日本を裏切る。 内容的にはノモンハンの焼き直し。それだけ日本の軍部が同じ錯誤を繰り返したということだろう。 筆者独自のテンポ良い語り口もありスラスラと読める一冊でした。
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