男が心配 の商品レビュー
男がどれだけ自分の中の、『か弱い男らしさ』を守るために自らを痛めつけているのかがわかる本です。 ・しっかりと稼がなくてはならない ・嫌なことにも立ち向かわなければならない ・弱いものを守らなければならない こういった規範に自らを沿わせようとすることで、まるで自ら家畜小屋に入っ...
男がどれだけ自分の中の、『か弱い男らしさ』を守るために自らを痛めつけているのかがわかる本です。 ・しっかりと稼がなくてはならない ・嫌なことにも立ち向かわなければならない ・弱いものを守らなければならない こういった規範に自らを沿わせようとすることで、まるで自ら家畜小屋に入っていく畜産動物のように、男たちは支配される側にどっぷりと浸かっていっていることに気付いてハッとなりましたよ。 『男らしさ競争ゲーム』から抜けたり、参加しない自分を認めてくれる異性や同性を見つけることは簡単ではないけれど、そこにこそ男の真の安らぎがあるんだろうなぁ。
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https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85221-8
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これを読むと、男の人は、なんだか自分たちで自分たちの首をしめているというか…… そうさせているのが、私たちのこれまでの文化とか同調圧力って話なんだろうけど。 歴史的に見ても(そして今でも)、まわりから抑圧され続けてきた女性たちに対して、自分たちで勝手に抑圧されている(と思い込んで...
これを読むと、男の人は、なんだか自分たちで自分たちの首をしめているというか…… そうさせているのが、私たちのこれまでの文化とか同調圧力って話なんだろうけど。 歴史的に見ても(そして今でも)、まわりから抑圧され続けてきた女性たちに対して、自分たちで勝手に抑圧されている(と思い込んでいる)男性たちは、何だかなぁという感じ。 最近も、身近でジェンダー的なハラスメント発言を見聞きしたばかりだから、こんなふうに思ってしまうのだろうか。 でも、本書のように、男性も一枚岩ではないのだと提起する本は必要だと思う。 男性も、自分がよわい生き物だと認められれば、女性のように連帯できるのかな。
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長年にわたる取材から「出世して社会的評価を得なければならない」「他人を頼る弱い男と思われてはいけない」など「男らしさ」のジェンダー規範に縛られ、苦悩する男性の実情、心情を知ることができる。社会的役割は女性だけの問題ではない。社会は男性の抱える問題にも目を向けるべきだと知ることがで...
長年にわたる取材から「出世して社会的評価を得なければならない」「他人を頼る弱い男と思われてはいけない」など「男らしさ」のジェンダー規範に縛られ、苦悩する男性の実情、心情を知ることができる。社会的役割は女性だけの問題ではない。社会は男性の抱える問題にも目を向けるべきだと知ることができる。
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男はたいへん、と昔から言われてたし、自分も古稀近くなって思うことも、男は誰にも相談できないし、するものではないという社会の雰囲気もあったし、泣けないし、弱音を吐けないし。 今にしてようやく「もういいんだよ」と自分に言えるようになって、ほっとしている
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「男が心配 奥田祥子著」読了。この人の本は安心して読める。どんな話も一筋の光を照らしてくれる。他人の不幸は決して蜜の味でないと思う。いつ自分にふりかかるか、わからないのが、人生と思う。死ぬまでドラマが続くなら、最後はハッピーエンドにしたい。
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男性性をテーマにして新書を執筆すると、こんなにも残酷な文章になるものか。。。筆者は冷静に書いているつもりだろうが、「イタイおっさん」の陳列。なぐさめにもならない分析。どうすればいいか、は書いてないが「こうしたらどうだろう」の文章に至っては、もはやイジメ。だめ。ぜったい。
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