ペリリュー ─外伝─(1) の商品レビュー
「ペリリュー楽園のゲルニカ」を書き上げた武田一義が戦争という怪物を描き続けています。 子どものような、あどけない顔の登場人物たちが想像を絶する悲惨の中で懸命に生きている姿に胸打たれます。 アホブログにも案内を書いています。 https://plaza.rakuten.co....
「ペリリュー楽園のゲルニカ」を書き上げた武田一義が戦争という怪物を描き続けています。 子どものような、あどけない顔の登場人物たちが想像を絶する悲惨の中で懸命に生きている姿に胸打たれます。 アホブログにも案内を書いています。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202209210000/
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読み始めて、ペリリューを読んでないことに気づく。 戦争を想像する上で、漫画もいいアプローチなんだなと再認識。 ロシアがウクライナに侵攻した時に、子供たちが戦争について興味を持ち始めていたが、そういう時に知っておきたかった本のひとつ。
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なるほど、確かに外伝。そして、意外に各キャラのことが印象に残っていたことに驚き。かなり勢いよく忘れるのに、わたし。という訳で、それなりに味わえたのでした。
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2010年に米国で放送された『THE PACIFIC』では、10章のうち3章がペリリュー島での戦闘に充てられている。その後2015年に天皇皇后両陛下(当時)がペリリュー島を慰霊訪問され、これをきっかけとして作者が2016年に『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の連載を開始、更に「ペリリ...
2010年に米国で放送された『THE PACIFIC』では、10章のうち3章がペリリュー島での戦闘に充てられている。その後2015年に天皇皇后両陛下(当時)がペリリュー島を慰霊訪問され、これをきっかけとして作者が2016年に『ペリリュー 楽園のゲルニカ』の連載を開始、更に「ペリリュー島」の名が知られるようになった。今回の『ペリリュー 外伝①』では、片倉分隊での米兵遺体損壊、海兵隊側視点で描いた上陸作戦、田丸と(吉敷の妹)光子との結婚、島民から見た戦争が描かれている。スレッジ『ペリリュー・沖縄戦記』(1981)は、米兵による日本兵への残虐行為とともに、日本兵による米兵への「野蛮な損壊行為」を記録しており、作者としても『外伝』で『ゲルニカ』を補ったことになるだろう(解説参照)。ペリリュー島は珊瑚礁島であり、砲弾の炸裂は弾片とともに珊瑚礁の破片を撒き散らし兵士たちを傷つけた。上陸作戦での詳細な描写には、作者の執念のようなものを感じる。
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簡単には言い表せない感情から沈黙を守らざるを得ないために、戦争を扱うノンフィクションには欠落する部分が出てくる。フィクションであればそこに迫れるのではないかということがあとがきに書かれていて、膝を打った。 でもこれ、12巻まで読んだからこそ納得できる話なんじゃないかと思う。もち...
簡単には言い表せない感情から沈黙を守らざるを得ないために、戦争を扱うノンフィクションには欠落する部分が出てくる。フィクションであればそこに迫れるのではないかということがあとがきに書かれていて、膝を打った。 でもこれ、12巻まで読んだからこそ納得できる話なんじゃないかと思う。もちろん言葉の意味やロジックはわかるんだけど、読む前の私とは受け取り方が違うだろうなぁ。
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田丸さん、結婚&漫画家デビューおめでとう! ペリリューの住民の人達は、なんで戦争に巻き込まれなければならないんだろう。アメリカと日本の戦争なのに…。 そして、赤ちゃんが生まれたばかりなのに戦争に行くという男は全く共感持てません。 守るために逃げることは大事だよ…
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