こまったやつら ~民俗学研究会へようこそ~(2) の商品レビュー
一年ぶりに読む2巻。 民俗学研究会のみんなが相変わらず楽しそう。 いちばん感銘というか、驚いたのはあとがき。 「89年の時点で民俗学的にどのような研究があり どういう本や資料が大学生に入手可能だったか考えてくださって」(p195 あとがきより)とあるが、そんな事まで遡って監修で...
一年ぶりに読む2巻。 民俗学研究会のみんなが相変わらず楽しそう。 いちばん感銘というか、驚いたのはあとがき。 「89年の時点で民俗学的にどのような研究があり どういう本や資料が大学生に入手可能だったか考えてくださって」(p195 あとがきより)とあるが、そんな事まで遡って監修できるものなのか!凄いよね。 好きなもの・関心が深いものに対する熱意というのに触れるとこちらもエネルギーをもらえるような気分になりますね。 民俗学に触れる面々をにぎやかに丁寧に描いている本作。派手さや浮ついた感じはなく、民俗学と学生というものを真っ直ぐに漫画にされている感じ。 子供達に流行した遊びや市井の人々に伝わる慣習を紐解き記録することは、社会のその時・その瞬間を後世に伝える事。 地味だけど大きな意義がある。 ネットに散らばってる文章なんかも、いつかは研究対象になるのだろうか。 1刷 2024.7.15
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