HI,HOW ARE YOU? の商品レビュー
渡辺直美さんや本書のピース綾部氏の躍進ぶりを見ていると、「やっぱり凄いな〜」と、ただただ感心する。 日本では有名人でも、異国に入りゃ無名人。それにアメリカともなれば差別が激しいし、アジアン・ヘイトも悪化の一途を辿っている。お二人が生活する「人種のるつぼ」ニューヨーク(以下、NY)...
渡辺直美さんや本書のピース綾部氏の躍進ぶりを見ていると、「やっぱり凄いな〜」と、ただただ感心する。 日本では有名人でも、異国に入りゃ無名人。それにアメリカともなれば差別が激しいし、アジアン・ヘイトも悪化の一途を辿っている。お二人が生活する「人種のるつぼ」ニューヨーク(以下、NY)も例外ではない。(ちなみに綾部氏は現在、ロサンゼルスに拠点を移している) 「夢はハリウッドスターになること」。 自信も規模もスーパーサイズ級なアメリカン・ドリームを、改まった記者会見で宣言しちゃった綾部氏。 「命知らずだ」と言われればそれまでだが、本書を読む限り綾部氏はきっと何とも思わないだろう。それ(「ハリウッドのコメディー・アクター」)が本当の夢だし、公然と宣言するくらいの覚悟をもって渡米されている。 「ここからいかに逃げずに、昨日より少しは進んでいるはずの今日を信じられるか」(P 116) お笑いに生きる人は、「スベってなんぼ」の精神で生きている。 だから異国におけるちょっとやそっとの失敗にもへこたれず、時にはそれらを笑い話へと昇華させる。(その時の本心だけは推し量れないけど…)それにアメリカ、特にNYはエンターテイメントの聖地。同じ英語圏でも、これがもしイギリスとかだったら、全然違う風向きになっていただろう。 持ち前のノリの良さで友人は沢山作れたものの、長い間小学生レベルの英語も話せなかった。コロナ禍にはアジアン・ヘイトにも遭遇した。 しかし、予想外のことが起きても「ディス・イズ・アメリカ」と笑い飛ばしているあたり、少なくとも楽しむ余裕は持ち合わせていたようだ。 「芥川賞を獲ったお前がメッシ。で、オレがクリスティアーノ・ロナウドになる」 「うん、それでええんちゃう」(P 142) 絶望的にテレビを見てこなかったので、綾部氏について実はちゃんと存じ上げていなかった。 存じ上げているのは又吉氏の相方で、40代を目前に渡米されたってことくらい。そこからどのようにサバイブされてきたのかに関心があったので、日本でのキャリア予習もそこそこに、本編に突入した。 ミーハー・チャラい・イキがっている…。 綾部氏の文章を読んでいると、こうした陽キャ単語がひっきりなしに浮かんでくるが、全然嫌な気がしない。自分とは正反対のタイプなのに、不思議と憎めない。 それもそのはず。自信は持つけれど、過信しないよう定期的に「自主点検」されているという。同時に、お母様や高校時代の野球部監督から教わった「積極的に飛び込むこと」も、彼の中核を成している。だからアメリカでも、彼の周りには人が沢山集まってくる…。 サバイブどころじゃない。堂々と「綾部祐二」を生きているではないか! 前回に引き続き、芸能人本を読んだ。(坂本)美雨さんが「ぽかぽか系」なら綾部氏は「ギラギラ系」で、こちらも正反対。(さらに美雨さんはNYからの帰国子女!) アメリカン・ドリームには「ギラギラ」の野心がつきものだ。着実にステップアップされているようだが、あとの課題は英語力の模様。そこをクリアすれば、クリロナだって夢じゃない!?
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ピースの綾部祐二が、拠点をアメリカに移そうと思った背景や思い、実際のNY生活で経験したことなどが書かれている。 こういった経験談は、下手なビジネス書よりよほど得るものがあると感じた。 イジられることも多い印象だが、少なくとも並大抵の人にはできないことをやっていると思う。
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私自身、30代後半でアメリカに長期留学に行くことを決意したのだが、そんなときにめちゃくちゃ勇気とワクワク感をもらった本。さすがに文学作品とは言えないだろうし、文章もところどころ荒削りだが、彼の本業はタレントなのでそこをとやかく言う人はいないはず。アラフォーから人生を変えたい人、日...
私自身、30代後半でアメリカに長期留学に行くことを決意したのだが、そんなときにめちゃくちゃ勇気とワクワク感をもらった本。さすがに文学作品とは言えないだろうし、文章もところどころ荒削りだが、彼の本業はタレントなのでそこをとやかく言う人はいないはず。アラフォーから人生を変えたい人、日常に刺激を求めてる人、新たな夢や目標を設定した人などにはきっと何かしら刺さる本だと思う!
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この本の終わりにあった一文。 何も考えず、何も準備せず、気がついたら時間だけが経っていたと言う未来が、一番怖いです。 ここには激しく頷いてしまったし、結果がどうなるか分からないながらも挑戦しているピース綾部さんの生き方はすごいなと思った。
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ずーっと読みたかった綾部さんの本。多分発売当初に一章試し読みができてそれがいい意味で私のイメージしてた綾部さんの考え方ではなくて惹かれた。その初速が落ちることなくあっという間に読み終わってしまう面白い本だった。
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良い意味で裏切ってくれました。 表紙だけで判断せず、是非最後まで読んでほしい。 活字だけで声を出して笑ったのは久しぶり。 最後のほうは著者の人生観に触れることもでき、とても参考になる。 『できなかったことはあるけど、やらなかったことはない。』 このフレーズを本心で言えるように、自分も悔いなく、人生を楽しもうと思った。
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読んでハッピーになれた本だった。 「できなかったことはあるけど、やらなかったことはない」と人生最後のインタビューで答えたいという言葉に痺れた。 私は、「本当にやりたいことをやっているだろうか?」、「大切な人を本当に大切にできているのか?」など、自分自身と対話しながら悔いなき人生を歩みたい。 思い通りにならない時でも、「起きたことは全て自分に責任がある」、「ふてくされない」を忘れずに生活したい。 アメリカで商売を成功させるには、アメリカ人の好みと、日本らしさの調合が大切という話も興味深かった。
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綾部祐二がなぜ、アメリカに行ったのか、行って何を学んでいるのかがよくわかりました。 アメリカとゆう知らない世界が彼がどう生きているのかがとても勇気づけられました。 アメリカに対する考え方がとても自分と共感できる部分があったので、楽しく読めました。 自分もどんどん挑戦し続けたい一冊...
綾部祐二がなぜ、アメリカに行ったのか、行って何を学んでいるのかがよくわかりました。 アメリカとゆう知らない世界が彼がどう生きているのかがとても勇気づけられました。 アメリカに対する考え方がとても自分と共感できる部分があったので、楽しく読めました。 自分もどんどん挑戦し続けたい一冊になりました。
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綾部さんのことなんかいつも調子のいい お兄さんくらいに誤解してました。 海外に興味ある、英語少しはしゃべりたい、 て思ってる人に勇気をくれる一冊。
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