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目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定 の商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2023/03/28

AIやデジタルについての国防に関する様々な出来事を書いている。学部生や院生の研究にはあまり役立つとは思えないが話題としてはいいのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/12/01

【私たちはグレーゾーンにいるのだ】(文中より引用) デジタル領域が次第に地政学的影響を受けているという現状を検討した一冊。安全保障面から見たデジタル分野の法的な議論や欧州における事態の進展を踏まえつつ、求められる対策について詳述されています。著者は、ビッグデータの専門家でもある...

【私たちはグレーゾーンにいるのだ】(文中より引用) デジタル領域が次第に地政学的影響を受けているという現状を検討した一冊。安全保障面から見たデジタル分野の法的な議論や欧州における事態の進展を踏まえつつ、求められる対策について詳述されています。著者は、ビッグデータの専門家でもあるイヴォンヌ・ホフステッター。訳者は、ドイツにおいての勤務経験もある渡辺玲。 欧州がこの分野で自身のことを「遅れている」と認識しているところに驚きを覚えました☆5つ

Posted byブクログ

2022/08/20

デジタルテクノロジーを中心とした安全保障政策に携わる人におすすめ。 【概要】 ●IoEによる戦争の変化 ●自律型致死兵器システム ●国際法におけるデジタル時代の防衛 ●主にレントの論理によるデジタル戦略 【感想】 ●デジタル技術の進展によって戦争の範囲が不明確になっている現状...

デジタルテクノロジーを中心とした安全保障政策に携わる人におすすめ。 【概要】 ●IoEによる戦争の変化 ●自律型致死兵器システム ●国際法におけるデジタル時代の防衛 ●主にレントの論理によるデジタル戦略 【感想】 ●デジタル技術の進展によって戦争の範囲が不明確になっている現状は理解する。これに鑑み国際法の整備が追いつかないがこれは仕方がない。そのような安全保障環境の中で国家は自国の主権を侵されることなく存続していく必要がある。 ●そのために国は政策のどこに力を注がなければいけないのだろうか。自分たちがやらなければならないことについて何を優先させるべきなのか。そういったことを改めて考えさせてくれる内容であった。

Posted byブクログ

2022/08/04

 21世紀の戦争は、すべて「目に見えない戦争」である。そう捉える著者は、多くの事例を紹介して実態を明らかにしていく。  まずはデジタル空間における国家の諜報・妨害活動について、2016年のアメリカ大統領選におけるロシアの介入例などが紹介される。続いてドローン兵器やキラーロボットな...

 21世紀の戦争は、すべて「目に見えない戦争」である。そう捉える著者は、多くの事例を紹介して実態を明らかにしていく。  まずはデジタル空間における国家の諜報・妨害活動について、2016年のアメリカ大統領選におけるロシアの介入例などが紹介される。続いてドローン兵器やキラーロボットなど自律型致死兵器システムの現について。これらの使用に規制をかける動きは遅々として進まず、対抗手段として、攻撃者に対する「ハックバック」は許されるのかとの問題について、国際法におけるデジタル時代の“防衛“の位置付けが論じられる。  「目に見えない戦争」は「利益の論理」に立つ西側諸国と、経済的に価値のある資源を政治的、軍事的に管理することを目指す「レントの論理」に立脚するロシア、中国との対立の中で進行している。  2つの体制の対立に直面する今、著者はいくつかの対応策を考察する。直接にはヨーロッパはどうすべきかを論じているが、日本の今後を考える上でも参考になると思われる。

Posted byブクログ