アフターコロナの検疫 の商品レビュー
今日から外国人観光客の入国規制緩和、観光目的の個人旅行解禁、ビザなし入国も解禁になる。 観光で多くの外国人観光客に来てもらい日本の良さを楽しんでもらいたいと思う一方で、検疫はどうなっていくのか。 元成田空港検疫所の所長が書いた今回の本を読んでみた。 6....
今日から外国人観光客の入国規制緩和、観光目的の個人旅行解禁、ビザなし入国も解禁になる。 観光で多くの外国人観光客に来てもらい日本の良さを楽しんでもらいたいと思う一方で、検疫はどうなっていくのか。 元成田空港検疫所の所長が書いた今回の本を読んでみた。 6.アフターコロナに向かっての提言が一番気になった。 まず、検疫所組織の充実を訴えている。今回のコロナ禍のようなときは、増員が叫ばれるが、収まってしまう定員削減圧力により、元の木阿弥になってしまうそうだ。 検疫法の罰則手続きを定めるでは、現場で実際、大声で威嚇されたり物を投げつけられるなどの威力業務妨害や傷害罪に当たるのではないかという事件もあったそうだ。 客観的な証拠が必要になるので、防犯カメラを設置したとある。 精度管理の国際的統一が必要と述べている。 PCR検査は、マスコミで話題になったので、まるで唯一のコロナウイルス検査として社会に広まってしまった。 輸入食品監視業務に関しては、国際的な精度管理の実例がある。 感染症に関しては、人の健康に関する事項はWTO上の例外措置になっているそうだ。 何もないとは意外だな。 スムーズに行うにはデジタル化が必要となる。昭和の香ばしい香りのする紙を使って記入するのでは、手間がかかる。 2020年7月から、QRコードを使った質問票の電子化が開始されたが、急いで作ったシステムで、使い勝手がいいとは言えなかった。 今日から入国してくる外国人観光客の出現で、どうなっていくのか気になる。
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