海がきこえる 新装版 の商品レビュー
夏らしい本が読みたくて手に取ってみた本でした。 すごく面白かったです‼︎ 私もこんな青春を送ってみたい❗️ 続編も絶対読みます(≧∀≦) 映画もあるらしい。 みたいです!
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3月に限定上映で見た映画よりもこちらの方が断然好きでした。挿絵もとてもよい。 映画では出てこなかった(はず)津村千紗が、2人の再会に大きく関係している。好きな人のことを引きずりつつも前に進もうと奔走しているところ、憎めない。松野はいいやつ。りかこがお金を貸してもらったのにお礼を言わないのは、映画でも原作でもやっぱり読んでいて腹が立つ。笑 私も田舎(狭い世界)で育ったから、高校生とかの女子のなんとも言えない感情とかすごく共感した。 映画で出て来た東京の線路で2人が再開するシーンは原作ではないんだと驚きました。 続編も借りたので読むのが楽しみです。
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「だれもが、これは知っている話だ、経験したことがある、こんな感情を知っているという既視感とともに、懐かしさに包まれて読むような物語。」そんな物語を書きたいと思い書いた。 作者のあとがきにはそうある。実際そのとおりで、作中の主人公と読んでいる自分自身を照らし合わさずにはいられない物語と思う。 主人公が大学1年生という時点から高校生当時を回想する、という視点で物語は進む。 この大学1年生というのはキーポイントで、それまで地方の家族のもとで暮らしていた世界と、大学がある大都会の世界はまるで違う、というのがわかる学年だ。 私自身も同じように都内の大学に通っていたので、在学中は都内で一人暮らしを経験した。これまで自分が住んでいた田舎の世界があまりにもちっぽけな一方で、大都会があまりにも魅力的な世界に思えた当時。 また、それとともに、大学1年生という身分からかつての高校時代を振り返り(とはいえ1年くらい前)、自分は何かと臆病だったな、と感じたのを思い出す。それだけ色々な人々や環境との出会いをした。 こういった、多くの人々にあったであろう世界の転換を、良くも悪くも思い出させてくれる点で、この物語は古びないと思う。 また、作中の挿絵は、90年代という時代をしっかりと感じさせてくれる点で、素晴らしいと思います。
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そこにないはずの海が、そこにあるようだった。 忘れられないクラスメイト、青春のフラッシュバック。 読んでいて切なさ、というよりもどこか懐かしい気持ちになった。自分はこういう青春ではなかった。あの頃きっと、誰もがそれぞれの悩みを抱えながら生きていた。 そんな若者たちを氷室は鋭く、暖...
そこにないはずの海が、そこにあるようだった。 忘れられないクラスメイト、青春のフラッシュバック。 読んでいて切なさ、というよりもどこか懐かしい気持ちになった。自分はこういう青春ではなかった。あの頃きっと、誰もがそれぞれの悩みを抱えながら生きていた。 そんな若者たちを氷室は鋭く、暖かな筆致で瑞々しく描いてみせる。これいいよ。すごくいいよ。続編読まなきゃ。
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映画を先に観てたので、杜崎お前この時こんなこと思ってたんか!の連続だった。 原作の方が好き。 物語もリカコも。 男の子は多少ワガママな女の子が好きなのかな。 映画のサントラ聴きながら読むのが至高だった。
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とっても良かった。何が?って言われたら難しいけど、自分が経験した高校生活とは違うけど、でもなんか「わかる」って感じで。 この本を理解できるんだぜ〜って威張りたい訳じゃなくて、読んでもらえばきっと分かって貰えると思う。時代が全然違う私でもこんなに分かるんだから、きっと誰でもわかるん...
とっても良かった。何が?って言われたら難しいけど、自分が経験した高校生活とは違うけど、でもなんか「わかる」って感じで。 この本を理解できるんだぜ〜って威張りたい訳じゃなくて、読んでもらえばきっと分かって貰えると思う。時代が全然違う私でもこんなに分かるんだから、きっと誰でもわかるんだと思う。てかだからジブリになるし名作なんだと思う。
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281頁 誠実かあ 解説の321頁 コントロール出来ない感情の練習期間が青春なのではないかとあってすごく納得した。 色々な感情を初めて味わった時は覚えているものだみたいに書いてあるとこも共感した。 聖地巡りしたい高知行きたーい とりあえず石神井しゃくじい公園いきたい あと成城
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大学進学で高知から上京した青年。その一年と少し前に、東京から高知へ転校してきた少女は、とんでもなくわがままで気が強くて、でも…。高校時代の邂逅と東京での再会。 若さ、恋愛、友情、成長…そんな青春要素がギュッと詰まった、世辞抜きの素敵なお話。この年だから言えるんですけどね(笑) ...
大学進学で高知から上京した青年。その一年と少し前に、東京から高知へ転校してきた少女は、とんでもなくわがままで気が強くて、でも…。高校時代の邂逅と東京での再会。 若さ、恋愛、友情、成長…そんな青春要素がギュッと詰まった、世辞抜きの素敵なお話。この年だから言えるんですけどね(笑) ジブリのアニメ化時から知っていましたが、今回初読み。 青春が、瑞々しく、かといって過度に美化することもなく、描かれています。 読む年齢によって読後感が変わると思います。
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誰にもでもある青春のほろ苦い、恥ずかしい、楽しい、辛い多感な時期を爽やかに表現。 久しぶりに読む青春物語、ずーっと読みました。 大昔の自分の高校時代を思い出しましたよ。
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『海がきこえる』は、私が今よりも少しばかり夢見がちだった頃の思い出を形作っている物事の中一つで……と言っても、今がどの程度どんな夢見がちなのかがわからないとアレだけれども。初めて『海がきこえる』を手にしたのは28年前で、五十路すぎた今の私から見れば十分若い頃のことだけれど、普通に...
『海がきこえる』は、私が今よりも少しばかり夢見がちだった頃の思い出を形作っている物事の中一つで……と言っても、今がどの程度どんな夢見がちなのかがわからないとアレだけれども。初めて『海がきこえる』を手にしたのは28年前で、五十路すぎた今の私から見れば十分若い頃のことだけれど、普通に考えれば若いとはいえ何度かの重要な決断や重い責任やアレやコレやを経験しているはずの結構な年齢で、夢見がちというかボンヤリしているだけだとしたらちょっと問題もありそうな年齢の頃のことだ。夢見がちがよいわるいという話ではなくて、もうちょっとしっかりしててもいい年齢なはずで、その点、私はだいぶ足元がグラグラしていた。当時はまだ、希望もあったかもしれない。今の私がすがりつきたいと思っている希望とは違った、なんというかこう……一般受けしやすいわかりやすい希望が。そんな、夢や希望やほのかなはじらいやらが思い出されて、心臓をじかに掴まれて「キュッ」とされるような感覚を覚える。今の私にとっての『海がきこえる』はそんな物事の中の一つになっているわけだ……わけです。寝ぼけながら思いつくままにタイプしたのでちょっとアレな……というか「アレアレ?」な文章になってますね、多分。
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