さよならキャンドル(Ⅱ) の商品レビュー
清野さんは、街の片隅にいて取るに足らない噂の延長上にあるような普通に生活していたらついうっかり見過ごしてしまうような変人を引き寄せる事が多いが、最近は自分へも危害がありそうな相手にも怯まず探偵のように真実に近づこうとする知的好奇心の欲求もより一層強まったように思う。その執念たるや...
清野さんは、街の片隅にいて取るに足らない噂の延長上にあるような普通に生活していたらついうっかり見過ごしてしまうような変人を引き寄せる事が多いが、最近は自分へも危害がありそうな相手にも怯まず探偵のように真実に近づこうとする知的好奇心の欲求もより一層強まったように思う。その執念たるや作家としての責務さえ感じさせる程で、表現力も深みを増し、まるで推理物と怪奇物とノンフィクションを同時に読んでいるかのようにゾクゾクした。他の追随を許さない所か、新ジャンルを開拓しているように見受けられる。このままガンガンいっちゃって下さい!
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