なりわい再考 の商品レビュー
昨年、大工さんに家を建ててもらった。 一年かけて建ててもらった。 その時に 棟梁と「絶望的な山林の状態」「職人さんのこと」「木材市場」のこと、それはそれはいろいろな大工さんにまつわる「手仕事」のことを教えてもらった。 ー身近で生産されて、日常使用される物に、個々の生活が刻み込ま...
昨年、大工さんに家を建ててもらった。 一年かけて建ててもらった。 その時に 棟梁と「絶望的な山林の状態」「職人さんのこと」「木材市場」のこと、それはそれはいろいろな大工さんにまつわる「手仕事」のことを教えてもらった。 ー身近で生産されて、日常使用される物に、個々の生活が刻み込まれ、物を通して精神も繋ぎあえるような物が、ありはしないでしょうか という 本書の「あとがき」風に書かれている著者の北沢さんの言葉が そのまま棟梁が語る話と見事にリンクしているように感じた 手間暇かけて つくられるモノ それも実用のモノとして つくられるモノ それを 作り出しているのは 間違いなく 素晴らしき職人さんである まさに そのことを なりわいとしておられる 職人さんである いや 職人さんであった わたしたちの暮らしのすぐそばに そんな職人さんがいることが 当たり前だった そんな職人さんさんたちを 無くしてしまいつつある 私たちの暮らしは どこに向かっていくのだろう…
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