遠景 の商品レビュー

井戸川射子(著者)

2024/05/08

景色　なんだなぁ
色んな景色
そんな世界が遥か彼方にはあるのかもしれない
そんな詩集
旅をしている気分になる
また読み返したい
何度でも読み返したい
そんな詩集

2022/07/05

光はすべて点であり、窪地の目を

かき分け突き抜けていく

中身と輪郭が合わないような

それぞれが持ち上げる明るさだ

眺めながら力を抜くと

目的はないことが分かってしまう

だから髪など伸ばしていたのか

.

まだ3、4歳くらいの自分を母親が保育園に送ってくれたとき、先生に話しかけられているうちに、その日はきちんとバイバイができないままいつのまにか母親は仕事に行ってしまって、とんでもなく寂しかったことを思い出した。
そんな自分を、とりあえず見守る