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蹴れ、彦五郎 の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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2024/05/05

やっぱりこの人は長編がいいな…と。ちゃんと一編一編楽しく読みながらも思って、最後にそれぞれの短編の書かれた背景を知って、凄ーーっ!となった。小説家を生業とするとはこういう事なのか!

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2024/05/02

最近、今川氏真について知る機会が多いが、昔に比べて評価が高くなってる気がします。 他にも北条氏規や武田義信なども評価が高くなっていて、新しい視点で歴史を知ることが出来てとても楽しい気持ちになりました。

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2024/03/10

短編集8編。 その時代を生きた熱い人々の物語。 どれだれ歴史のことに詳しいのか… 引き出しの多さに感心する。

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2024/02/27

駿河今川氏の家督を継いだものの、彦五郎氏真は隣国の圧迫に抗しきれず没落の一途をたどる。苦難の日々の中、氏真は近江の地で子供たちの師となり、その未来に明るい光を見る、しかし、天下人・織田信長は、氏真が心通わせた子らを殺害。蹴鞠の名手である氏真が信長に見せた最後の意地とは・・・・・ ...

駿河今川氏の家督を継いだものの、彦五郎氏真は隣国の圧迫に抗しきれず没落の一途をたどる。苦難の日々の中、氏真は近江の地で子供たちの師となり、その未来に明るい光を見る、しかし、天下人・織田信長は、氏真が心通わせた子らを殺害。蹴鞠の名手である氏真が信長に見せた最後の意地とは・・・・・ 小田原征伐で奮戦した北条氏規を描いた「孤の城」、信玄が廃嫡した武田義信の苦悩を描いた「晴れのち月」、江戸を築いた太田道灌を綴る「瞬きの城」など8編を収録。

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2024/01/16

八本目の槍が気に入ったのでこちらも読了。時代小説には苦手意識があったけどスイスイ読めた。好感の持てる人物像に読後感も良し。次は長編にチャレンジしてみたい。

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2023/10/28

それぞれの章での主人公たちについて人物像の1片を新たに知ることができて非常に読み応えありです。 お気に入りは「晴れのち月」です。 廃嫡した息子、という情報のみだと全く理解できなかったであろう太郎の人物像と、章の終わり方ひいては最後の言葉が印象的でした。

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2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

単行本についている「あとがき」好き! 付いてるの!そして装丁かわいい。 初期の短編集と⁉ いやいや最近のもあるし、書かれた時期は面白い。 それが、あとがきに詳しく。 今川彦五郎氏真『蹴れ、彦五郎』 信長に伝えた~己の才~ああ…思い切り蹴ってきた~ 織田秀信『黄金』 総見院様の御嫡孫~秀頼様は後々どうなるのかね~ 秋山平十郎『三人目の人形師』 生人形~人は人を作ることができるのか~ 太田道灌『瞬きの城』 星ヶ岡城と紅皿。数多ある歌。~殿は月ではなく星のようです~ 間部詮勝『青鬼の涙』コレ良かったぁ。作者に騙された感ありますが…泣きましたぁ。掌編。 琵琶湖、淡海。菜花糖。~私もそなたの心の片隅に住むこと~ 由良勝三郎景隆『山茶花の人』 ~その他は余事でございます~ 武田太郎義信『晴れのち月』コレもよかったっ。 月音と晴。虎昌~若が最も守りたいのは~~生きて下さるだけで幸せ~~太郎が生きておれば~ 北条助五郎氏規『狐の城』 北条氏直のお子達。氏政、氏照、氏邦。四兄弟の絆かな。 「小田原評定」〜臆病者ゆえ〜 武将のお子や孫を主人公に、(じゃないものもありますが)その後まで…。が、あるので。

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2023/06/29

著者の作品は直木賞受賞作しか読んでなかったが、短編も実に面白い。取り上げる主人公がいいね。今年(2023年)の大河で溝端君がやってる今川氏真や秀吉に馬乗りになって遊んでいた三法師、江戸城を築城した太田道灌と有名な歌、中井貴一信玄の大河で堤真一が演じてた長男の太郎は知っていても、深...

著者の作品は直木賞受賞作しか読んでなかったが、短編も実に面白い。取り上げる主人公がいいね。今年(2023年)の大河で溝端君がやってる今川氏真や秀吉に馬乗りになって遊んでいた三法師、江戸城を築城した太田道灌と有名な歌、中井貴一信玄の大河で堤真一が演じてた長男の太郎は知っていても、深くは知らなかったし、他の主人公は全く知らなかった。いや、いい話やわ。大好き!

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2023/06/08

2023.6.8完了 短編集だが面白い。主役となる人物が戦国時代には主役にならない人たちばかりで面白い。

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2023/04/16

今村翔吾氏初の初期短編集、八つのお話が入っています。表題作はちょうど大河ドラマで描かれていた今川氏真のお話で、恥ずかしながら徳川の天下となって以降も今川家が存続していたことも知りませんでした。他にも太田道灌や武田信玄の嫡子・義信、小田原の北条氏のお話など、いずれもグイグイ読ませて...

今村翔吾氏初の初期短編集、八つのお話が入っています。表題作はちょうど大河ドラマで描かれていた今川氏真のお話で、恥ずかしながら徳川の天下となって以降も今川家が存続していたことも知りませんでした。他にも太田道灌や武田信玄の嫡子・義信、小田原の北条氏のお話など、いずれもグイグイ読ませてくれます。中で、『三人目の人形師』はちょっとホラーテイストで異色ですが面白いです。

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