独学の教室 の商品レビュー
感想 興味あることを楽しんで学ぶ。独学は孤独な営みであるが故にこのことが非常に重要となる。独学と向き合う方法を知って生涯学びを続けていきたい。
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様々な分野で活躍している14名の執筆陣が、それぞれの「独学論」を展開しています。読書猿さんの「知識の三層構造」の話や、吉田武氏の「独学とは再帰なり」といった話、青い日記帳(Takeさん)による絵画の「三点(ポイント)鑑賞法」や独自のアウトプット法など、興味深く読ませてもらいました...
様々な分野で活躍している14名の執筆陣が、それぞれの「独学論」を展開しています。読書猿さんの「知識の三層構造」の話や、吉田武氏の「独学とは再帰なり」といった話、青い日記帳(Takeさん)による絵画の「三点(ポイント)鑑賞法」や独自のアウトプット法など、興味深く読ませてもらいました。読めば独学のヒントが見つかるはずです。
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昨年末に刊行された雑誌、『kotoba 2022年冬号』の特集の書籍化。14人の作家、学者、ライターなどがそれぞれの独学についての考え方やノウハウ、体験談などを伝える。本文は約220ページ。各人の分量はだいたい15ページほど。 仮に本書の発信内容を分類するなら、独学の効能や利点...
昨年末に刊行された雑誌、『kotoba 2022年冬号』の特集の書籍化。14人の作家、学者、ライターなどがそれぞれの独学についての考え方やノウハウ、体験談などを伝える。本文は約220ページ。各人の分量はだいたい15ページほど。 仮に本書の発信内容を分類するなら、独学の効能や利点を訴えるもの、具体的なノウハウを伝授するもの、個人的な独学にまつわる体験を披露するもの、という三つのパターンで、それらが組み合わさる場合もあるといったところだろうか。参加者の多くの主張に共通する、独学にあたっての心がまえとしては、以下のようなポイントがとくに目立ってみえた。 ・どこからはじめてもいい ・少しでもいいからやってみる ・いろいろやってみる ・続けるためには楽しくある必要がある 上記のように全体に緩く気軽なスタンスでの取り組みを薦める論者が多いなか、受験勉強も連想させる具体的なノウハウをロジカルに解説していた、佐藤優氏(独学の秘訣)と澤井康佑氏(独学最強の英語学習法)は本書のなかではやや少数派だろう。一般論に終始したり手法そのものには触れない論者が多いだけにかえって際立ち、その方法論にも興味をもった。 本書の独学の対象は基本的には座学である。いわゆる勉強ではなく、身体的な独学について語っているのは探検家の角幡唯介氏ぐらいで、もっと広義の独学論に触れたい読者には物足りないかもしれない。具体的な学習の対象としてもっとも多かったのは英語(語学)、ついで数学といったところ。当然ながら個人間の取り組み方にも違いがあり、結果的に連続する二つのパートで英語の勉強法が正反対といったケースもある。 興味をもって読めたのは全体の三分の一ほどで、正直なところなぜ収録されたのかすら疑問に感じてしまうような項目(論者)も散見された。コンピレーション的なコンセプトなだけあって、やはりクオリティとしては玉石混交の感がある。もちろん読み手によって関心の対象は分かれるところで、それぞれが自分にマッチする対象や独学法を部分的に吸収するスタンスで読めばよいのだろう。手軽に短い区切りで読めるので、通勤時などに読むのに適している。
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こういうのを入手し、身構える程度には、独学に興味あるんだけど、実際何かを始めるとなると、なかなか腰が重くて…。でもこれより、独学大全一冊を手元に準備した方が、実用性は高いと思われる。でも、独学といってもやり方は三者三様が当然で、本書の中から、合いそうな方法をピックアップ、っていう...
こういうのを入手し、身構える程度には、独学に興味あるんだけど、実際何かを始めるとなると、なかなか腰が重くて…。でもこれより、独学大全一冊を手元に準備した方が、実用性は高いと思われる。でも、独学といってもやり方は三者三様が当然で、本書の中から、合いそうな方法をピックアップ、っていうのはアリかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2022/08/07 さまざまなジャンルで在野で活躍している人々の独学の方法や考え方についての文章を一冊にまとめた本。 「独学大全」のような濃密な内容やテクニック系の話を期待していたので若干肩透かしを食らった(雑誌の連載)けど色々な人の独学に対する考え方や姿勢を広く知ることができて面白かった。 文章を寄稿している人の半分くらいは研究者や専門家ではない。社会人や時間に制約の多い人は参考にできる部分が多いのでは?
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