BATNA の商品レビュー
交渉の武器の一つであるBATNAについて理解しやすくまとめてありました。 仕事の場だけでなくプライベートにも用いることができる思考法であると学びました。
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「BATNA」と言う言葉を初めて知った。 BATNAとは、交渉などはたいてい難航するし、成立しないこともしばしばだが、そうした事態を見越して、自分を守るために用意しておく代替案が「BATNA(Best Alternative To a Negotiated Agreement)=...
「BATNA」と言う言葉を初めて知った。 BATNAとは、交渉などはたいてい難航するし、成立しないこともしばしばだが、そうした事態を見越して、自分を守るために用意しておく代替案が「BATNA(Best Alternative To a Negotiated Agreement)=代替案のなかで最良のもの」である。 あまり違いが明確にわからなかったが、BATNAとオプション(選択肢)の違いは以下のようである。 「オプション」は「目の前の交渉相手と一緒になにができるか」を前提とする一方、BATNAは、目の前の交渉相手とうまくいかないときに「自分にはどんな最良の道があるか」を考えるものである。 結局オプションの中の1つとしてBATNAがあるのではないかと感じる。というかほぼほぼオプションと同じなのではないか。 本書では、 ・交渉を成立させることを前提とした考えをオプションとし、 ・交渉が決裂した際の交渉以外の対応も考えることをBATNAとしていると私は捉えた。 そのため、交渉以外の選択肢も選択肢の1つになるため、結局はBATNAはオプションに内包されるのではないか…本質的には同じなのでは… とは言えこの思考は重要だしある程度どの人も持っている思考だと思うが、「絶対にこの中でどうにかしなければいけない」訳ではなく、「これがダメならこういう対応をしよう」と最終的な選択肢を持っておくことで物事を進めやすくしていくのだと思う。 ==== ジャンル:スキルアップ・キャリア 出版社:プレジデント社 出版社ページへ 定価:1,870円(税込) 出版日:2022年06月29日 ==== 齋藤孝(さいとう たかし) 1960年、静岡県に生まれる。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業後、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現職に至る。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞トップテン、草思社)がシリーズ累計260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著者には、『読書力』『コミュニケーション力』『新しい学力』(すべて岩波書店)、『雑談力が上がる話し方』『話すチカラ』(ともにダイヤモンド社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『人生を変える「超」会話力』(プレジデント社)、共著書に『心穏やかに。人生100年時代を歩む知恵』(プレジデント社)などがある。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。テレビ出演も多数。著者累計出版部数は1000万部を超える。 射手矢好雄(いてや よしお) 1956年、大阪府に生まれる。弁護士、ニューヨーク州弁護士。アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー。一橋大学法科大学院特任教授。京都大学法学部卒業後、ハーバード大学ロースクールを修了し、日本とアメリカ・ニューヨーク州の弁護士資格を有する。2022年度より日本交渉学会の会長を務める。M&A、紛争解決、海外法務を専門とし、中国をはじめインド、タイ、ベトナム、インドネシアなどとの国際ビジネス交渉に従事。日本経済新聞「企業が選ぶ弁護士ランキング国際部門」にて1位を複数回獲得(2010年、14年、17年等)するほか、「Chambers Global」「The Best Lawyers」「Legal 500」「Who’s Who Legal」など多数の受賞歴を持つ。編書に『中国経済六法2022年増補版』(日本国際貿易促進協会)、監修書に『2021/2022 中国投資ハンドブック』(日中経済協会)、齋藤孝氏との共著に『うまくいく人はいつも交渉上手』(講談社)がある。 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3138
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グロービスのEラーニングで知ったBATNAについて書いた本ということで目に留まり、読んでみた。 射手矢先生による説明は、ビジネス書としてとっつき易くまとめられていると感じた。まず双方の利益を考えるを起点に7つのフローの活用が理解を深めてくれる。 一方斉藤先生は日常への活用という...
グロービスのEラーニングで知ったBATNAについて書いた本ということで目に留まり、読んでみた。 射手矢先生による説明は、ビジネス書としてとっつき易くまとめられていると感じた。まず双方の利益を考えるを起点に7つのフローの活用が理解を深めてくれる。 一方斉藤先生は日常への活用ということで自己啓発的な面もありつつ、斉藤先生の豊富な知見が出てるし、何より日常生活にもBATNAの思考は使えるのだなということを伝えてくれた。
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交渉術のうち、BATNAにフォーカスした1冊。あるとなしとでは、その後の交渉における心理的な姿勢に違いが生じることがよく分かる。
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