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龍神パワー探訪 全国101社 の商品レビュー

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2023/01/11

来年は卯年に当たるが、龍を祀る龍神社の歴史やご利益がコンパクトにまとまっているのが今回の本だ。 著者は神社に関するさまざまな本の著者。 龍は十二支の中で唯一の架空の動物。 どうして日本人にこれだけ龍が受け入れられているのか、よく考えると不思議だ。 ...

来年は卯年に当たるが、龍を祀る龍神社の歴史やご利益がコンパクトにまとまっているのが今回の本だ。 著者は神社に関するさまざまな本の著者。 龍は十二支の中で唯一の架空の動物。 どうして日本人にこれだけ龍が受け入れられているのか、よく考えると不思議だ。 神社やお寺に行くと龍を見かけることが多いのは、仏教や神道では龍を尊い存在とされているからだそうだ。 龍はもともと中国からやってきた。龍のイメージが出来上がったのは古代中国の漢代。 日本には弥生時代後半に中国から龍が伝わった。その時、生命の源の水と共通しているので、蛇神や水神は龍と同じとみなされた。 日本人が昔から蛇を崇める信仰が、龍への親しみと結びつく大きな要因と考えられると述べている。 「龍神さまを祀る有力・有名神社10選」では以前、参拝したことのある長野県にある戸隠神社九頭龍(くずりゅう)社が載っている。 長野駅からバスに乗って1時間以上かけて、戸隠神社奥社入口で降りる。そこからテケテケ40分ぐらい歩くと到着する。 日本の龍神信仰の中心地と言われる戸隠山は、古代から山岳信仰の霊場として有名だ。 古くから雨乞い、風除け、霜除け、虫除け、盗賊除けなどにも効くと信じられてきた。 江戸時代には歯痛の神として知られてきたという意外な一面を持つ。 そんな九頭龍社だが、最近では縁結びにご利益があるとして女性たちのパワースポットになっている。 冬の間は奥社・九頭龍社は閉まっているので行きたい場合は、事前にネットでチェックしてから行くほうが安全。 この他にもさまざまな龍神様を祀る神社が載っている。 滝を信仰している神社もあり、これからの受験シーズンにピッタリなのが山形県酒田市にある御瀧(みたき)神社。 山形県は、全国に約2500に及ぶ滝(落差5メートル以上)のうち、約1割近くの230の滝がある「滝王国」だ。 酒田市にある落差15メートルの「不動の滝」は、「日本百選の滝」にも数えられる名滝。別名「開運出世の滝」と呼ばれている。 そんな滝の手前に建つ御瀧神社の祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、出世開運、試験合格などにご利益があるとされる。 読んでいくといろいろ気になり、実際に参拝したくなった神社があるなあ。

Posted byブクログ