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ファイナル・ツイスト の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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2023/02/13
  • ネタバレ

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あらすじ  懸賞金ハンター、コルター・ショウのシリーズ第3弾。  前作で父親が亡くなった理由がわかる。ブラックブリッジと言う企業によって殺されたのだ。BBは、「都市部活用構想」というプロジェクトを進めていた。狙った地域に、ドラッグをばらまき、治安を悪化させ、安く買いたたくというものだ。さらに父達は100年前の公文書を探していたらしい。  父の隠れ家を拠点としてコルターは調査を進める。手がかりの地図に印のあった、大学図書館から調べ始めるが、実はそれがブラックブリッジの本拠地であった。危ないところを助けたのは、兄のラッセル。長らく消息不明になっていた。今は政府の機関で働いている様子。  ブラックブリッジはあくまでも民間諜報会社であり、その依頼主は不動産など手広く手がける「バニアン・ツリー社」。CEOデヴローが黒幕だ。また、兄ラッセルが射殺した男は何者かと打ち合わせし、ある家族を殺害する計画を立てていた。2日後に。  ということで、ショウ兄弟の仕事は ①父が探していた文章を見つけること。つまりブラックブリッジを倒すこと。 ②ある家族を突き止めて、助けること。 ③コルターは依頼を受けた娘を助けること。  そして二人は寂れた産婦人科でキャリーケースを見つける。中にはカセットテープと公文書。公文書は100年前に行方不明になっていたもので、これがあればデヴローは政治に参加することができる。だから彼らは狙っていたのだ。さらに、カセットテープは盗聴録音されたもので過去のBBの行いの証拠となるものだった。コルターは偽の公文書をデウローに渡し、本物は焼いた。罪に問われなさそうなデヴローだったが、何者かに暗殺された模様。こうしてこれで父親が長年心配していた事柄は解決したのだった。  面白かったー。一気読み。ディーヴァー作品で、主人公の家族やプライベートが関係する作品って珍しいかな。リンカーンもリャサリン・ダンスも事件をプロとして捜査する立場が多いから。だから、父親が残した隠れ家?で過ごすシーンとか、行方不明だった兄と協力して捜査とか、新鮮で楽しかった。ストーリー自体はやっぱり安心して読める。特にサバイバルの力に長けたショウ兄弟なら大丈夫。なんなら間に挟まれる、サバイバルうんちくを楽しむ余裕すらある。図書館などの閉じられた空間で敵にじりじり迫られた時の対処法とか。これを読んだ後は、しばらく、建物などに入ったら非常口などの逃走経路は気にするね。  これで第一幕は終了。でもまだシリーズは続くらしいので期待できる。

Posted byブクログ

2022/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

円環結んで皆があるべき場所に落ち着く正に『大団円』だった。 基本サスペンスなんだけど、ちょっと感動した! ライムシリーズが愛読書である人達からすると、 やや大味で先の展開がある程度読めてしまう物足りなさはあるかも知れないけれど、それでも充分楽しめたのではないだろうか? ただ、 ラストも含めて作品中の良いトコ全部お兄ちゃんが持ってっちゃった感は否めない。 まぁ父親殺しの冤罪をいっときとは言えお兄ちゃんでは?と疑った主人公へのペナルティだな(笑)。 しかし、 よもや古文書の様な前時代の書類を用いたそんな天下の取り方があろうとは、悪い奴には違いないけど戦争起こしてまで覇権にこだわる輩より余程スマートだわ。しかも合法だし。 まぁクズっちゃクズなんだけど。 さぁ、ライムシリーズも刊行されて読書の秋本番!

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2022/09/26

「こうなるといいな」っていうストーリーだった! 「こうなるといいな」っていう結末だった! やっぱり凄いなディーヴァーは こんなタイプの物語も書けちゃうんだよ 流浪の名探偵コルター・ショウは父を死に追いやった陰謀を最強で最高のバディと共に追う それは父の死の直後に姿を消した兄ラ...

「こうなるといいな」っていうストーリーだった! 「こうなるといいな」っていう結末だった! やっぱり凄いなディーヴァーは こんなタイプの物語も書けちゃうんだよ 流浪の名探偵コルター・ショウは父を死に追いやった陰謀を最強で最高のバディと共に追う それは父の死の直後に姿を消した兄ラッセル・ショウだった! 前二作を読んでショウの苦悩を共にしたので、この二人がみせる阿吽の呼吸がもう嬉しすぎてたまらないのよ!もう、上手いなー! 前二作がいろいろな意味でちゃんと繋がってる 全てがこの結末をむかえるために必要なことだったんだって思える しかも、このスピード感 次から次へと「出来事」が「場所」が「人」が降ってくる(お、なんかいい表現じゃない?) そして物語の核になる秘密がよく考えられてて、ほんとにありそう!って思えました この辺も疎かにしないのもやっぱりさすがのディーヴァー ファーストシーズン三部作が終了 というこはセカンドシーズンがあるってことですよね これからもショウのいやいやショウ一家の活躍が楽しみ!

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2022/09/20

ジェフリー・ディーヴァー。コルター・ショウ第三弾 父をしに追いやったブラックブリッジとの駆け引きを中心に、合間に行方不明者を探すショウ。長年行方不明だった兄とも再開し、父が残したブラックブリッジの違法行為の証拠を探し、さらなる秘密を追い求める。 また兄に対する負い目があるショウが...

ジェフリー・ディーヴァー。コルター・ショウ第三弾 父をしに追いやったブラックブリッジとの駆け引きを中心に、合間に行方不明者を探すショウ。長年行方不明だった兄とも再開し、父が残したブラックブリッジの違法行為の証拠を探し、さらなる秘密を追い求める。 また兄に対する負い目があるショウがそれに向き合うこととなる。 安定のストーリー展開だが、もう少しハラハラさせてほしかった。ショウ側が有能すぎる。また行方不明者捜索の話は省いて、ブリッジとの戦いに集中してほしかった。

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2022/09/17

実はこうでしたの大連続で安定してしまっているので、サスペンス感じなくなってきている。またも、やまびこ山!

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2022/08/25
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兄弟の再会。共同で事件を追いながら何も言わなくても息があってるところが父の教えの賜物なのでしょうか。父親の死の真相が判明し、誤解やわだかまりがとけてよかった。 それにしても次から次へと忙しなく物事が展開したりひっくり返ったりの連続で、面白かったけどドキドキしっぱなしで少し疲労が…。でも続編は読みたい。

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2022/08/21

懸賞金ハンターのコルター・ショウ、3部作が完結。1作目からの父と兄の謎が、ここで解決。実は1作目から、この3作目まで、わずか1ヶ月ほどの間に起きた連続する出来事らしく、凝縮され具合が半端ない。2つの事件が並行するが、複雑にはならず、さすがのページターナー、読み始めると止まらなくな...

懸賞金ハンターのコルター・ショウ、3部作が完結。1作目からの父と兄の謎が、ここで解決。実は1作目から、この3作目まで、わずか1ヶ月ほどの間に起きた連続する出来事らしく、凝縮され具合が半端ない。2つの事件が並行するが、複雑にはならず、さすがのページターナー、読み始めると止まらなくなる。 コルターと兄のギクシャクした関係が、少しずつ変化していくようすが面白い。そしてラストでは。。 シリーズ4作目が2022年秋に出版されるそう。日本語訳が待ち遠しい。

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2022/08/03
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SL 2022.7.31-2022.8.3 コルター•ショウ•シリーズ、3部作のラスト。 今回の主要な事件は父親の残した謎。 ショウの家族もたっぷり出てきてすごく楽しい。 ラッセルカッコいい。このシリーズが続くことはもちろん嬉しいけど、ラッセルもまた出演してくれるといいなぁ。 そして秋にはライム。

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2022/07/30
  • ネタバレ

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追跡者コルター・ショウの第三弾。 あまり細かいことは気にせず読む(読み飛ばす)タイプなので、 全く気が付いていなかったが、 ゲーム業界の事件とカルト集団への潜入が、 それぞれ2週間前、1週間前のできごとだった。 いくら「一つのところにとどまっていられない」コルターとしても、 動きすぎというか、働きすぎ。 今回は、長年、行方不明になっていた兄ラッセルが、 コルターの絶体絶命の状況に現われ、 タッグを組み父の残した秘密を探すことに。 その秘密は、とある法律の裁定書だったが、 正直、その法律の衝撃があまり理解できなかった。 それは、アメリカに比べて日本が厳密な「法治国家」ではない、 ということなのかもしれない。 そんな国家的事件の合間に、 行方不明の少女の捜索も進めていたし、 前作で出会った女性、 ヴィクトリアがコルターの母のところにとどまっているのもあって、 あっという間の1冊だった。 面白かった。 その裁定書の重要性を説明してくれた法律の専門家が、 「燃やしてしまえばいい」と言っていたのに対して、 (それじゃあ、問題解決にならんだろう)と突っ込んでいたら、 さすがジェフリー・ディーヴァー、 上手に、しかも面白く解決していた。 これでコルターの第一期が終了したらしい、 早く次が読みたい。

Posted byブクログ

2022/09/30
  • ネタバレ

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コルターショウの3部作の終了編。 2冊目の最後で、父が隠した秘密の理由が判明したが、そのさがしていた重大なことはまだわからない。 探索を始め、あわややられそうになった時にいい登場だが、兄のラッセルが登場。2人で謎の解明を開始。その過程で、出てきた謎を次々と解明。1906年にカリフォルニア州で決まった法人が議員などに立つことができるものであり、それを悪用しようとしたCEOが雇ったブラックブリッジが妨害するのことと最終対決。 最後の最後で色々ショウが工作し、その法案を破棄したというところで、終わっている。 これで終わりかと思ったけど、どうも次があるらしい。久々にディーバーの作品の中でも次から次へと展開が変わる物語で読み物としては非常に面白かった。 ただ2段のページは年寄りには字が小さすぎて目が非常に疲れました。 ルビが読めない・・・・

Posted byブクログ