恋愛自壊人形 恋するサーティン(1) の商品レビュー
AIを搭載し、人から愛されるべく調整される愛玩人形は、恋が禁じられ、恋した人形はバカになって廃棄される。 そんな世界観の中、バカにならずに恋をしたい人形たちが…という話…だと思う。 緻密に構築された世界を用意し、それを打ち壊す物語と思われるが、読み取れる範囲から世界を理解し...
AIを搭載し、人から愛されるべく調整される愛玩人形は、恋が禁じられ、恋した人形はバカになって廃棄される。 そんな世界観の中、バカにならずに恋をしたい人形たちが…という話…だと思う。 緻密に構築された世界を用意し、それを打ち壊す物語と思われるが、読み取れる範囲から世界を理解しようにも、語られていない部分が多すぎる気がして理解が追いつかない。 「AIと恋」というSFめいたテーマには着地しなさそうな印象。 愛玩人形という事だが高級ドール的な人形という事でもない気もする。 あ、所謂ダッチワイフの事ね。
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読んだ後の心臓が破裂するくらい好きです。あらすじだけを読んで購入しましたが、2話を読んだだけで続編の購入を決定しました。ハッピーシュガーライフのように長く続いて欲しいので、姉の家にもマンガを置こうと思います。
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鍵穴先生まーた闇作品。闇の雰囲気すきだからこの作品もいい空気感。ドールたちが主人公だが彼女たちは馬鹿になってはいけない。バカになるとは恋愛をすること。ゆえに恋愛したドールが自壊する様子が残酷。ドールを管理する人間もこわいね。主人公の純粋で綺麗な恋心どうなるかな。。
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作者があの『ハッピーシュガーライフ』の鍵空とみやき先生で、あらすじを読んだ段階では恋に燃えるドール達のおどろおどろしい恋愛模様が描かれるかと思いきや、冒頭からコメディ調であった事に大変驚いたよ! 「恋をするとバカになる」、これは比喩表現だと思っていたのだけど、どう見てもバカそのも...
作者があの『ハッピーシュガーライフ』の鍵空とみやき先生で、あらすじを読んだ段階では恋に燃えるドール達のおどろおどろしい恋愛模様が描かれるかと思いきや、冒頭からコメディ調であった事に大変驚いたよ! 「恋をするとバカになる」、これは比喩表現だと思っていたのだけど、どう見てもバカそのものだね!顔の造形すら変わってしまうって相当やばい事態ですよ…… 愛玩具として出荷される商品なのだから、そりゃカタログと異なる状態になってしまったら不良品の烙印を捺される……そのロジックは判るけれども、慈悲無く焼却されるドール達の様子が悲惨な筈なのにギャグ描写でしか無いという…… 冒頭では恋を禁ずる側に居ると思われた生徒会長のサーティンですら実際は恋をしている有様なのだから、もはやこの物語はシリアスではなくコメディ…と思わせた雰囲気が少しずつ変わり始めるのが2話終盤からの流れだね 恋をするとバカになって破棄される。けどそんなドールにだって恋をする権利があるはず。認めさせる為なら「告白テロ」だって敢行する コメディみたいな設定だけど、それによってドールが縛られているなら、ルールを覆す集団が現れるのは何らおかしくないし、それによって物語が動き出すのも自然 そうして物語はコメディ調を保ちつつも「告白テロ」に向けて進み始めるのだけど、それと同時進行的に怪しさを増していくのは先生だね 表面的にはドール達を見守る唯一の人間。けれど、階段から落ちそうになったサーティンを助けた場面を始め、幾つかのシーンでは『ハッピーシュガーライフ』で見た覚えの有る『愛』に満ちた表情をしていたよね…… 彼の存在が有る限り、本作を完全無欠のコメディと見る事は出来ず、また彼に焦がれるサーティンというドールの特殊性も垣間見えてくる コメディかシリアスか。純愛か狂愛か。それが明白となるのが灰かぶりが自壊するシーンか 仕組まれた失恋、それでも突き進んだ灰かぶりへの査問… これってもしかしなくても巨大な実験場なんじゃ……。だとしたらその中心でサーティンを始めとしたドール達を操る先生は何を企んでいるの……? コメディに思われた物語が自壊によって狂気度を増していく。報われないと定められているサーティンの恋は果たしてどのような感情を持ち主に齎すことになるのかな?
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