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ジャポニスム謎調査 の商品レビュー

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2023/07/06

エンターテイメント・ユーモアお仕事ミステリー小説ですね。 新聞社の文化部の山田(三十才)と新人の雨柳円花(二十六才)のコンビが、新連載の”日本の文化を発見する“を担当することに~。 山田は慎重な「橋を叩いて渡る性格」 円花は自由気儘天衣無縫の性格。民俗学の権威の祖父を持ち、小さ...

エンターテイメント・ユーモアお仕事ミステリー小説ですね。 新聞社の文化部の山田(三十才)と新人の雨柳円花(二十六才)のコンビが、新連載の”日本の文化を発見する“を担当することに~。 山田は慎重な「橋を叩いて渡る性格」 円花は自由気儘天衣無縫の性格。民俗学の権威の祖父を持ち、小さい頃から可愛がられ、共に取材の旅をした経験を持つ。並々ならぬ慧眼の持ち主。 そんな凸凹コンビが、日本の奥深さを求めての物語。 美味しい食べ物と、文化遺産、そして人びととの出逢い。 バラエティー豊かに、作家の一色さんの美術知識に裏打ちされて、ユーモアたっぷりに綴られています。 とにかく、面白い、エンタメたっぷりで、円花の自由奔放にかき回されながら、それでも何故か、取材先の人びととからは、気に入られてしまう。 五話とエピローグの短篇連作物語です。 新聞社の悲哀もテーマにあり、円花と山田の過去のトラウマあり、人間模様も巧みに紡ぎ出されていてホロリともさせてくれます。 読みごたえのある作品でした。

Posted byブクログ