月刊ムー 書評大全 の商品レビュー
すばらしい。 なんてたってあの『ムー』に掲載された書評なのだから、ほぼほぼがオカルトであり啓蒙書だったりするのだ。 毎月のように紹介される著者、かぶるキーワード、メモ帳にあるんだろうなぁという締めの言葉。いずれも楽しく、是非とも過去未来の書評集も出していただきたい。
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月刊ムーで連載されている書評をまとめた本。取り上げている本はいわゆるトンデモ本からいたって真面目な学術書まで多岐にわたる。これらの本をすべて楽しむのには─取り込まれたり毒されたりすることなく楽しむためには、かなり高度なリテラシーが要求されるだろう。月刊ムーをきちんと楽しむ人はきっ...
月刊ムーで連載されている書評をまとめた本。取り上げている本はいわゆるトンデモ本からいたって真面目な学術書まで多岐にわたる。これらの本をすべて楽しむのには─取り込まれたり毒されたりすることなく楽しむためには、かなり高度なリテラシーが要求されるだろう。月刊ムーをきちんと楽しむ人はきっとかなり賢い人たちなのだ。何となくプロレスを楽しむリテラシーを連想するのは身びいきかな。
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「月刊ムー」と言えば、社会のあらゆる不思議な現象を取り上げ続けてこの道数十年になる。 そんな「ムー」に書評欄「MU BOOK FORUM」がある。 そこに掲載された書評記事(2017年9月号から2022年6月号掲載分)をまとめたのが今回取り上げるに本だ。 ...
「月刊ムー」と言えば、社会のあらゆる不思議な現象を取り上げ続けてこの道数十年になる。 そんな「ムー」に書評欄「MU BOOK FORUM」がある。 そこに掲載された書評記事(2017年9月号から2022年6月号掲載分)をまとめたのが今回取り上げるに本だ。 新聞社が週末に取り上げる書評欄に取り上げる本とはかなり違う。 さすが「ムー」だけのことはある。 「みんなの幽体離脱」(松村潔 編著、アールズ出版)は、取り上げている内容がサイキック、宇宙人、幻視など幅広い。 著者の松村は「できるかぎり変わっていて、できるかぎり笑えるような種類のものを集めた」と述べている。 夏といえば妖怪だ。「東の妖怪・西のモンスター 想像力の文化比較 学習院女子大学グローバルスタディーズ」(徳田和夫 編、勉誠出版)と言う本がある。 この本は軽い気持ちで手を出すと大やけどを負うことになると指摘している。 モンスターをテーマにしている、純然たる「学術書」だからと述べている。 題材は古代の神話から現代のアニメやゲームまで幅広い。 鉄道と社寺参詣に関する本も取り上げている。「電鉄は聖地をめざす 都市と鉄道の日本近代史」(鈴木勇一郎著、講談社)だ。 日本の「電鉄」は、鉄道敷設における重要な役割を果たした、しかも日本独自のものである。 従来、鉄道は阪急電鉄、東急や西武のような住宅地や遊園地、ターミナルデパートを置くビジネスモデルから発展したと思われているが、鈴木は「社寺参詣」の役割について注目している。 「月刊ムー」の書評だけに怪しいテーマの本も登場するが、世の中はキレイな部分だけで成り立っていないことが見えてくる。
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オカルト雑誌ムーの書評2017-2022(6月)を一挙掲載。怪しい本もしっかりした本も等しく扱っている点が好印象です。要旨を丁寧に捉え購買欲を唆る文体が特徴。読みながらメモを更新したところ欲しい本リストが大変な事になりました。オカルト好き以外にもおすすめしたい好著です!
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