コージー・パウエル伝 悪魔とダンス の商品レビュー
『#コージー・パウエル伝 悪魔とダンス』 ほぼ日書評 Day609 翻訳版は今年の7月刊、原著も2020年の本。死去から20年以上経って、まだ売り上げが期待できるという、本当に稀なロックスターだ。 著者自身、1998年、コージーの訃報を耳にした時はまだ小学生だったという。 ...
『#コージー・パウエル伝 悪魔とダンス』 ほぼ日書評 Day609 翻訳版は今年の7月刊、原著も2020年の本。死去から20年以上経って、まだ売り上げが期待できるという、本当に稀なロックスターだ。 著者自身、1998年、コージーの訃報を耳にした時はまだ小学生だったという。 そんな著者が、さまざまなインタビュー記事等にあたり、ゴシップではない、コージーの生の声を伝えようとした、中身の濃い一冊。 活動初期のインタビューから、面白かったものをいくつか引用。 譜面を読む練習なんて1度もしたことがなかった。でもね、これにはちゃんと理由がある。ドラマーは譜面を読めないほうがいいと俺は思う。こんなことを言うとアホみたいに聞こえるだろうけど、ドラムは心でプレイするものなんだ。太鼓でコミュニケーションを図っていた昔のアフリカに戻って考えてみてくれ。そのリズムは記録なんてしていなかったよね。 (TVの子供番組で)コンテストを開催し(…)優勝者には、コージーとのジャムセッションの機会が与えられ(…)ドラミングに対してポジティブな感想を述べた後、コージーは喜んでカスタードパイを顔面で受けた。 1973年発売の"ベドラム"名義のアルバムでは、「ヴィニール材の不足とかがあって(レコード会社は)多くのアーティストを切ったし」などと時代背景(石油ショック)を感じさせるようなインタビューも取り上げられる。 その後、レインボー以降は、ほぼリアルタイムで経験している時代に入るが、改めてみてみると本当に凄まじい遍歴だ。 https://amzn.to/3VnHUb5
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