アクターネットワーク理論入門 の商品レビュー
ラトゥールの本を読んで興味を持って、ANTについて包括的にまとめてあると思われる本書を読んでみた。 期待に違わず、全体像(と言っても本当のところどこまで広がっているかはまだわかっていない)が深んできた気がする。 これはかなり刺激的なビジョンだと思うし、現実分析の視点としては示...
ラトゥールの本を読んで興味を持って、ANTについて包括的にまとめてあると思われる本書を読んでみた。 期待に違わず、全体像(と言っても本当のところどこまで広がっているかはまだわかっていない)が深んできた気がする。 これはかなり刺激的なビジョンだと思うし、現実分析の視点としては示唆深い。これをそのまま受け入れるというわけではなくても、人間以外のものにアクターとしての位置を与えた上でのシステム理解という方向性は「使える」感じがする。
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ANT理論の翻訳の2冊目である。定義についてははっきり書いていなかった。しかし、実例は豊富である。しかし、教育についての実例がないので、教育関係の人が考えて応用するのは難しいかもしれない。
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第1部 基礎編 ANT成立の時代背景と人文学・社会科学における「人間以外」への関心の高まり ANT略史―その成立と展開および批判に関する見取り図 ANTの基本概念をたどる―記号論という「道具箱」を調査に持参する 第2部 実践編 ANTと科学―史料分析と参与観察に基づく科学観・科...
第1部 基礎編 ANT成立の時代背景と人文学・社会科学における「人間以外」への関心の高まり ANT略史―その成立と展開および批判に関する見取り図 ANTの基本概念をたどる―記号論という「道具箱」を調査に持参する 第2部 実践編 ANTと科学―史料分析と参与観察に基づく科学観・科学者観の更新 ANTと技術―技術の開発と活用過程における人間と非人間のダイナミクス ANTと経済―遂行性アプローチの分析視角とそのインプリケーションについて 第3部 展望編 多重なる世界と身体―媒介子としての身体のゆくえ 存在様態論と宗教―ラトゥールは宗教をいかにして記述しうるのか?;人間‐動物関係とラトゥール―動物の「非‐還元的な」記述とはいかなるものでありうるか?
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