美術作品の修復保存入門 の商品レビュー

宮津大輔(著者)

2024/06/08

図書館でたまたま見かけて借りた本。
修復についてわかりやすく書かれていた。

出光美術館の展示室を見た後に見る陶片室が好きで。
展示室の作品がこの日まで形を保っているのは、奇跡のような偶然の重なりなんだろうなと思わされる。
陶片室のカケラたちが愛おしい。
カケラたちを修復する人たちの作業と手先は神々しい。
展示室の作品から感じられる迫力には理由があるのだと思わされた。

巻末に書いてあったこちら、みつかるといいな
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＊カバー写真の油彩画作品は、縁あって横浜美術大学・修復保存研究室へやってきました。激しく損傷していましたが、指導教員と学生の手によって丹念な修復が施され、現在は往時のたたずまいを取り戻しています。
同作品にお心当たりのある方は、青幻舎までご一報をお願いします。

2022/07/09

第１章　美術作品にはどのような劣化や損傷が生じるか？
展示や保存時の環境が原因
生物が原因
自然災害が原因
人が原因
人為的な損傷
第２章　修復前の作品状態調査
第３章　絵画作品の修復を知る
第４章　紙作品・資料の修復を知る
第５章　立体作品の修復を知る
第６章　タイムベースド・メディア作品の修復を知る