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煉獄の獅子たち の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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2025/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヘルドッグス映画→ヘルドッグス原作と見て、シリーズ2作目の本作を読んだ。 前作で話にだけ出てきた人物や戦いが描かれている。 前作を読んでいれば、十朱が本作で死なないことも、その正体も分かっている。なので、十朱に関する驚きはほぼない。 本作の2人の主人公、我妻と織内がどう交差するのかが注目。 我妻の結末は「まあそうなるよな」といった印象。前作に出てきてないし。 織内の結末には大変驚いた。前作を読んだ人ならみんな驚くはず。

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2024/12/31

地獄の犬たちにはまったので3部作と聞いてさっそくこちらも読んでみた。 時系列としては、前作より前の出来事。 今回も騙し合いまくり、なかなかスリリングな展開。 我妻の方言がなんだかよかった。

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2024/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ヘルドッグス』を読み終えて、続編があり三部作であると知った。あらすじは読まずに『煉獄の獅子たち』を読み始めた為、主人公が兼高ではなく我妻という警察官視点で語られるストーリーにあれ?っと拍子抜けした。決意を固めた兼高がどうなっていくかを期待していたのに… また、前作で登場し死んだはずの人物が生きていたり、時系列がおかしい。なんだこれ? そこで初めてストーリー展開が分からない程度に薄目であらすじを読む…続編でありながらも前日譚、なんだそりゃ?! 前日譚はいわゆるストーリー0的な後付けなイメージで、人気が出たから裏話を書くついでに出したんでしょ?と購入した事を後悔した。前作の面白さに水を差すようなストーリーだったら残念だから。 先に結論を言うと、前作の良さを損なう心配は全くなかった。我妻と織内がどう出会って前作に繋がっていくのか、ヤクザ組織の分裂・抗争の沿革、地獄の描き方がとても良い。 結末は誰が予想できただろうか?前作でも漫画でもさらっと描かれていたあいつが…まさかまさか… 合わせて購入した三作目も続けて読みます。面白すぎて前作の小説も漫画も読み返したいと思いました。

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2024/07/07

東鞘会の若手織内とマル暴我妻の2人の視点から別々に語られる物語。 ヤクザ組織を潰したい警察側と生き残り成り上がるヤクザ側のコンゲーム。 また警察はマル暴と公安系の内部抗争、東鞘会は親分志望後の後継を争う内部抗争も展開。 お互いに弱点、弱み(人質など)を握ろうとするがその弱みを振り...

東鞘会の若手織内とマル暴我妻の2人の視点から別々に語られる物語。 ヤクザ組織を潰したい警察側と生き残り成り上がるヤクザ側のコンゲーム。 また警察はマル暴と公安系の内部抗争、東鞘会は親分志望後の後継を争う内部抗争も展開。 お互いに弱点、弱み(人質など)を握ろうとするがその弱みを振り切った方が勝つのは、現実世界でも共通するところか。 2人の主人公が共闘する終盤は、思ったよりあっさりしていた。 結末もスッキリはしない。

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2024/07/02

個人的に救いが無くて絶望ばかりのように感じたけど、面白い。 文や表現が丁寧なので、読んでいて不快感が無くて好き。

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2024/06/12

『ヘルドッグス』の続編。時系列では本作の方が先になる。警視庁組対四課の刑事・我妻と和鞘連合のヤクザ・織内の二人が主人公。我妻はヤクザのもとで働かされていた玲緒奈を助け、やがて恋仲に。しかし実は玲緒奈は、、、一方の織内は義兄と姉を手にかけてしまう。裏切りに次ぐ裏切り。警察とヤクザ、...

『ヘルドッグス』の続編。時系列では本作の方が先になる。警視庁組対四課の刑事・我妻と和鞘連合のヤクザ・織内の二人が主人公。我妻はヤクザのもとで働かされていた玲緒奈を助け、やがて恋仲に。しかし実は玲緒奈は、、、一方の織内は義兄と姉を手にかけてしまう。裏切りに次ぐ裏切り。警察とヤクザ、どつちにも正義はあるのか?

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2024/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想 救いようのない騙し合いの連続で物語を読んでいると、何が善で何が悪なのか?暴力団と警察の境目がどんどん分からなくなってくる。 こうやって、ヘルドックスに繋がって行ったんだなぁ。 あらすじ 関東最大の暴力団である東鞘会は会長の氏家必勝が東南アジアへの進出を果たして勢力を拡大していた。必勝の死により、会長代理の神津と息子の勝一で組が割れる。 勝一は、関西の華岡組と組んで神津を暗殺するも、東鞘会は十朱をトップとして三羽烏体制で、乱れがみられなかった。 組対四課の我妻は、神津組を追い詰めるべく捜査をする。その過程で、借金で嵌められた玲於奈という女を救う。警察内のゴタゴタに巻き込まれながらも、捜査を続ける。東鞘会のトップである十朱が、警察官で潜入捜査を行っている事実を知る。その後、玲於奈との日々に満足していた我妻だったが、身内から玲於奈がスパイであることを告げられ、愕然とする。 ジリ貧の和鞘連合は、織内がなんとしてでも十朱を討つ機会を狙っていた。喜納と織内は、警察の木羽と阿南、我妻と組んで十朱の抹殺作戦に動く。しかし、十朱に裏をかかれて返り討ちに合う。生き残った織内は、勝一のもとに行き、勝一が十朱に情報を流していたことを知る。怖気付いて引退を選ぼうとした勝一を暗殺し、自分が勝一に成り変わることを誓う。

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2024/02/18

最強の騙し合いだ。ヤクザ視点と警察視点の物語がくっつくところスッキリする。ヘルドッグスの時はお前だったんか。。。

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2024/01/25

「ヘルドックス」シリーズの2作品目。 前回の続きかと思っていたが、時系列では前作「ヘルドックス」の前日譚にあたる。 前作同様、出てくる人物が非道で外道でバイオレンスのオンパレード。だが奥深さがあり凄く面白い作品だった。 「ヘルドックス」同様、複雑に周到された罠や策略やら陰謀がは...

「ヘルドックス」シリーズの2作品目。 前回の続きかと思っていたが、時系列では前作「ヘルドックス」の前日譚にあたる。 前作同様、出てくる人物が非道で外道でバイオレンスのオンパレード。だが奥深さがあり凄く面白い作品だった。 「ヘルドックス」同様、複雑に周到された罠や策略やら陰謀がはりめぐらされている。 「ヘルドックス」と今作品をセットで考えて捉えてみると全体の流れが全てが府に落ちてくる。 特に阿内、勝一の前作で影になっていた部分が明らかになってきて、なるほどと納得、解釈する事ができた。 そして勝一の実体がそんなだったとは。 前作では想像もしない展開で自分の創見の上を行く内容だった。 次作「天国の修羅たち」も期待。

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヘルドッグスシリーズ第二作目で『地獄の犬たち』の前日譚に当たる。 兼高が出てこないので物語に入り込めるか心配だったが、それは杞憂だった。また新たな魅力的なキャラクターが登場して、読者を極道の世界に引き摺り込んでいく。 ヤクザを憎む危ういマル暴・我妻の最期、すごく悲しかった。もう一人の主人公、ヤクザの織内も悲しい道を歩んでおり、この似たもの同士の二人が死ぬところは見たくないとさえ思った。二人それぞれの地獄を見て追っていて、知らず知らずのうちに情が移ってきてしまう。 闇を抱えた・抱えさせられた人々の絶望は計り知れないけれど、暴力でしか解決できない世界もあるのだろうと思う。 誰が一番怖いのか、考えたけれど阿内だろうか。この人も後に引けなくなっていて、これが一作目に繋がっていくのだと思うと感慨深い。また一作目を読み直したくなってくるし、三作目も期待して読もうと思う。

Posted byブクログ