最期まで在宅 おひとりさまで機嫌よく の商品レビュー
上野千鶴子さんと対談したものをまとめた本。 どなたも強烈な個性のある人ばかりで、古いものは2012年のもの。でも何の制度を使うのがベストか?というノウハウ本ではないため、様々な人の一人で死ぬことに対しての考え方を知ることができ、ヒントになる。 稲垣えみ子の母親が認知症を自覚し「私...
上野千鶴子さんと対談したものをまとめた本。 どなたも強烈な個性のある人ばかりで、古いものは2012年のもの。でも何の制度を使うのがベストか?というノウハウ本ではないため、様々な人の一人で死ぬことに対しての考え方を知ることができ、ヒントになる。 稲垣えみ子の母親が認知症を自覚し「私、これから何もできなくなっていくんでしょう。どうやって生きていったらいいのかな」は、若年性認知症になった時の気持ちを考えると寂しく息苦しい気持ち。 香山リカの、母親の介護を終えた時点で自分が多分60代~70代、そこから残りの人生をどう生きるか予測がつかない、という気持ち。老後は自分の親が死んだときから始まる、に納得。 そして【決して手放してはいけない「家」と「友」と「1000万円」】持っていない人は、今から持てるよう頑張らないといけないのか… 家を持つことは子どもに負担を強いることになりそうで、躊躇するけど。 機嫌よく生きるためにはどうしたらよいのか。 認知症にならず最後まで家で過ごす、が理想形ではあるけど、うまくいくのかな… 学びの多い本だった。
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認知症になってからも一人暮らしは可能である、という点が強調されているのが斬新だった。遠距離介護をしている友人にも薦めたい一冊でした。
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対談の記録なので、読みやすい。 おひとりさまの最期について、50代〜90代の女性と上野千鶴子との対話。介護保険をいいものにして、おひとりさまでも尊厳を持って、旅立つことが出来るようにという上野の願いを強く感じた。
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いつかくる両親との別れや、おひとり様で死ぬことが、ふと頭を過っては怖くなる年頃なので、人生の先輩たちの言葉にふれて、そんなに怯えなくても良いのかなと、少し心が軽くなった。 でも備えや蓄えは大事ね!!! 介護保険のことなど全く知らなかったので、ちゃんと情報を得ることも大事!!!
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色々な角度から見られてまた、読み返したいなと思いました。認知症の母を遠距離介護という形でしかサポートできなかったことをこれで良かったのかと思い悩むことが度々あるのですが、もしかしたら、それでよかったのでは?と思えるページもありました。また、自分は施設に入ると思っていましたが、介護...
色々な角度から見られてまた、読み返したいなと思いました。認知症の母を遠距離介護という形でしかサポートできなかったことをこれで良かったのかと思い悩むことが度々あるのですが、もしかしたら、それでよかったのでは?と思えるページもありました。また、自分は施設に入ると思っていましたが、介護サービスを使いながら、一人暮らしをする老後も視野に入れたいと思うようになりました。
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ビッグな方ばかりなので参考になるかと言われたらそうでない気もしますが、最期まで尊厳をもって生きることはできるな、そうしたいな、と思いました。 また、介護保険制度が家族(嫁?)に背負わせてきた介護の重労働をを解放したもので、とても意義深いものであること、私たちが尊厳をもって老後...
ビッグな方ばかりなので参考になるかと言われたらそうでない気もしますが、最期まで尊厳をもって生きることはできるな、そうしたいな、と思いました。 また、介護保険制度が家族(嫁?)に背負わせてきた介護の重労働をを解放したもので、とても意義深いものであること、私たちが尊厳をもって老後を迎えるためには決して手放してはいけないものなのだと知りました。
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上野千鶴子さんが私と2つしか違わないと言う年齢にびっくりしました。いろいろを知らないこと考えていかなければ沢いけないことがあり私の老後を考えました。
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私淑している上野千鶴子氏の最新刊を発見して購入した。この本は複数人のゲストとの対談形式となっており読みやすい。「在宅ひとり死のすすめ」が少しアップデートされている。 彼女のいう「在宅ひとり死」は誰でもできるようなものではない気がした。かなりの社交性と財力を必要とするものだろう。...
私淑している上野千鶴子氏の最新刊を発見して購入した。この本は複数人のゲストとの対談形式となっており読みやすい。「在宅ひとり死のすすめ」が少しアップデートされている。 彼女のいう「在宅ひとり死」は誰でもできるようなものではない気がした。かなりの社交性と財力を必要とするものだろう。また、田舎で達成できるかどうかも怪しい。とはいえ、老後への不安が読むにつれクリアになり、安心した。 彼女の最近の研究テーマは認知症の在宅ひとり死だそうだ。私もこれにはかなり関心がある。というのは、ひとり暮らしの前提は健全な判断力を有することだからだ。今回彼女はこのことにも触れ、少しではあるがその方法について触れている。今後彼女がこの本について新刊出すのを待ち望んでいる。 それにしても、本の端々に男性蔑視な言葉遣いを感じる。男性はコミュニケーションを取るのが苦手であるという記述が幾許かあるが、それは人によるだろうと思う。
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こうやって先人が新しい時代の死のありようを開拓してくれてるのはありがたい。 認知症でも介護をつけることで自宅ですごせるとのこと。家族がいないほうが問題行動は少ないとも。家族の励ましや叱責がきっかけになって問題行動になることが多いのだと。 子供が巣立ったあと、死の準備をすすめて...
こうやって先人が新しい時代の死のありようを開拓してくれてるのはありがたい。 認知症でも介護をつけることで自宅ですごせるとのこと。家族がいないほうが問題行動は少ないとも。家族の励ましや叱責がきっかけになって問題行動になることが多いのだと。 子供が巣立ったあと、死の準備をすすめていこう。そんなに先じゃない。10.年以内にその時はやってくる。
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一人暮らしをしている母のことを思いながら読んだ。 元気なお姉さまたちの会話を読むだけで元気をもらえる。
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